毎月1万円の配当金が入ってくる。
たったそれだけでも、家計や気持ちのゆとりが変わります。
光熱費の一部をまかなえたり、外食代を気にせず使えたりします。
今や月平均30万円を超える配当金をいただけるようになりましたが、最初は「月1万円を目指す」ところからのスタートでした。
月1万円の配当金は、誰にでも再現できる仕組みです。
今回は、最短で「月1万円の配当金」を作るための3ステップを紹介します。
投資初心者でも始められる、堅実で現実的な方法です。

ステップ①:目標金額を「逆算」する
まずはゴールから考えましょう。
▷ 月1万円=年12万円
配当利回りごとに必要な投資額を整理すると以下の通りです。
| 配当利回り | 必要投資額(概算) |
|---|---|
| 3% | 約400万円 |
| 4% | 約300万円 |
| 5% | 約240万円 |
つまり、年4〜5%の高配当ETFを中心に約250〜300万円が目安です。
月3万円ずつ積み立てれば、7〜8年ほどで到達可能。
ステップ②:高配当・安定ETFを中心に分散する
個別株ではなく、ETF(上場投資信託)を使えば、1本で分散投資が可能。
「減配リスクを避けつつ、安定して配当を受け取る」にはETFが最適です。
▷ 米国株のおすすめETF
VYM(バンガード・米国高配当株ETF)
→ 米国の大型高配当株400社以上に分散。王道の安定感。
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当ETF)
→ 財務健全性重視。守りの高配当ETF。
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株ETF)
→ 利回り高め。やや景気敏感だが、配当重視派に人気。
この3本を組み合わせれば、平均利回り約4%前後で安定配当が狙えます。
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▷ 日本株のおすすめETF
1489(NF日経高配当株50 ETF)
→ 東証上場の高配当50銘柄に投資。利回り4〜5%前後。
1698(上場インデックスファンド日本高配当)
→ 東証配当フォーカス100指数に連動。分散性が高く、長期安定。
2529(NF野村日本株高配当70 ETF)
→ 財務健全性と配当利回りを両立。中小型株もカバー。
この3つを組み合わせると、「高配当×分散×円建て」というバランスの取れたポートフォリオが作れます。
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ステップ③:配当金を「再投資」して雪だるま化
配当金は受け取って終わりではなく、そのまま再投資が鍵となります。
年12万円の配当を再投資→翌年の配当がさらに増える→5年後には「月1.3万円」、10年後には「月2万円」も可能になります。
「もらう → 再投資 → 増える」という流れを続けるだけで、資産が自動的に成長していく複利の力が働きます。
まとめ:月1万円は「夢」ではなく「設計」
月1万円の配当金は、特別な才能や大金がなくても作れる仕組みです。
ゴール(年12万円)を逆算し、高配当ETFで分散投資し、配当を再投資して増やす。
この3ステップを続ければ、時間とともに「お金が働く仕組み」が育っていきます。
まずは、最初の一歩として、株を1口買うことから始めてみてください。
月1万円の不労所得は、そこから動き出します。
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