配当金生活やFIREを目指す人にとって、「どうやって配当金を増やすか」は最大のテーマです。
私自身も高配当株をコツコツ積み上げながら学んできました。
その中で見えてきたシンプルな原則を 配当金を増やす4原則 として整理しました。

4原則とは?
ずはり、4つの原則とは以下に集約されます。
- 入金力(種銭づくり)
- 配当金再投資(複利効果)
- 増配株・安定配当株を選ぶ
- 時間を味方につける
どれもシンプルな原則ですが、理解してはいても行動することが難しいんですよね。
情報の洪水に翻弄されると、投資行動がぶれてしまい、実現するのは難しくなっていきます。(多数経験済み。)
それでは、1つずつ原則を見ていきましょう。
1. 入金力(種銭づくり)|畑を広げるイメージ
配当金の「元」は投資元本です。
畑に例えるなら、畑の広さ=投資元本の大きさ。
広い畑であれば、それだけ多くの種をまけて、収穫量(配当金)も増えます。
投資の初期段階では、まず 余剰資金をせっせと配当株に投資すること が大事です。
最初は配当金も小さいですが、毎月・毎年入金を続けることで「畑を広げる」ことに専念できます。
例えば、毎月5万円を高配当株に投資すると、年間60万円の元本が増えます。
配当利回り4%なら初年度から2万4,000円の配当を得ることができます。
2. 配当金再投資(複利効果)|水やりを怠らない
配当金を受け取って消費するのではなく、再投資すること が重要です。
再投資をすることは、畑に水をやるようなもの。
水をやるほど作物は育ち、さらに大きな実りをもたらします。
例えば、元本100万円で年利4%の株に投資し、配当金を再投資した場合:
- 1年目の配当:4万円
- 再投資後、2年目の配当:4万1,600円
- これを繰り返すことで、複利で資産は右肩上がりに増加

再投資無しと再投資しありでは年数が経過するほど、大きな差となっていきます。
今回のケースでは、30年時点で再投資なしだと124万円、再投資ありだと約280万円。
2倍以上の差がついています。
入金力と配当金再投資を組み合わせると、資産増加のスピードは飛躍的に上がります。
3. 増配株・安定配当株を選ぶ
再投資できる元本が少なくても、増配している株を選べば配当は自然に増えていきます。
資産が増えるほど増配の恩恵は大きくなります。
例えば、年間配当10万円の株を保有していて、企業が5%増配した場合 5,000円の配当金増えとなります。
これは利回り3%の株を約17万円分買い増したのと同じ効果です。
つまり、増配株は「入金なしでも配当を増やせる」仕組みなのです。
4. 時間を味方につける
配当投資は「時間との戦い」です。短期間で結果は出ませんが、10年・20年と続けることで複利の効果が本領を発揮します。
例えば、毎月5万円を20年間積み立て、年利4%で運用した場合、積立総額は1,200万円ですが、複利効果を加えた運用後資産額は約1,800万円に増えます。
さらに配当金も徐々に増えていくため、資産全体の成長はより加速します。

時間を味方につけることが、雪だるま式に資産と配当を増やす鍵です。
まとめ
配当金を増やす4原則は、どれもシンプルで誰にでも実践可能です。
- 入金力(種銭づくり)
- 配当金再投資(複利効果)
- 増配株・安定配当株を選ぶ
- 時間を味方につける
特別な才能や高度な知識は不要。
必要なのは「仕組みを理解して、淡々と続けること」。
今日からコツコツ始めれば、20年後に夢の配当金生活が手に届く未来になります。
好きなことに時間を使いながら、経済的自由を楽しめる生活が待っています。
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