9月の配当金受領の続報です。
今回杯、米国高配当ETFの VYM と HDV から配当金をいただきました。
米国株高配当ETFの代表格であるVYMとHDVは安定感が抜群で、お気に入り銘柄の一つです。

◆ 配当金の詳細
銘柄 | 保有株数 | 1株あたり配当金 | 税引き後受取額(ドル) |
---|---|---|---|
VYM(バンガード・米国高配当株ETF) | 473株 | 0.8417ドル | 304.48ドル |
HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF) | 151株 | 0.94958ドル | 102.85ドル |
👉 合計税引き後受取額:60,285円(円換算)
◆ 9月の配当金累計
今回の配当を加え、9月の累計受取額は 202,282円 となりました。
9月はETFや個別株からの配当が集中する時期で、FIREを目指す身としてもモチベーションが大きく高まります。

20万円を突破し、月間配当金ステージ番付も、ライフアーキテクトに昇格です。(ネタです笑)
VYMとは?
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、米国の高配当株を中心に構成されたETFです。
金融・ヘルスケア・生活必需品など、景気に左右されにくい安定的な業種が多く含まれており、長期の配当収入を狙う投資家に人気があります。
VYMの組み入れ銘柄は400社以上と、他の高配当ETFに比べ圧倒的に多い数です。
ETF1銘柄だけで400社への分散投資を行えるため、個別株投資に比べて価格変動リスクを大幅に抑えつつ、安定した配当を狙うことができます。
- 運用会社:バンガード
- 設定日:2006年11月
- 経費率:0.06%(超低コスト)
- 主な組入銘柄:JPモルガン・チェース、ジョンソン&ジョンソン、エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソン、プロクター&ギャンブル など約400銘柄
VYMの主な構成銘柄(2025年時点)
VYMの上位10銘柄です。(時期によって変わります。)
銘柄 | 会社名 | 保有株数(百万株) | 時価総額(十億ドル) | 組入比率(%) |
---|---|---|---|---|
AVGO | ブロードコム | 14.35 | 422.0 | 6.84 |
JPM | JPモルガン・チェース | 8.63 | 256.0 | 4.15 |
XOM | エクソンモービル | 13.47 | 150.0 | 2.44 |
WMT | ウォルマート | 13.52 | 132.0 | 2.15 |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 7.48 | 123.0 | 2.00 |
HD | ホームデポ | 3.09 | 114.0 | 1.84 |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 7.30 | 110.0 | 1.78 |
ABBV | アッヴィ | 5.51 | 104.0 | 1.69 |
BAC | バンク・オブ・アメリカ | 21.31 | 101.0 | 1.63 |
CVX | シェブロン | 5.97 | 90.5 | 1.47 |
一度は見聞きしたことがあるような企業が上位に君臨しています。
VYMの株価チャート

ついに株価は140ドルを超えました。
過去の推移を見ても、リーマンショックやコロナショックなど一時的な下落はあるものの、長期的には右肩上がりで推移しています。
配当を受け取りながら株価の成長も期待できる点がVYMの強みです。
HDVとは?
HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF) は、米国の高配当銘柄の中でも、財務の健全性や配当の持続可能性に優れた企業を厳選して組み入れたETFです。
組み入れ上位には、エネルギー・ヘルスケア・生活必需品 といったディフェンシブ色の強いセクターが多く、景気後退局面でも底堅い値動きを示しやすい特徴があります。
銘柄数は約70社と比較的コンパクトですが、その分「選ばれた優良高配当株」への集中投資となり、安定的なインカムゲインが期待できます。
また、S&Pやモーニングスターのスクリーニング基準に基づいて構成されているため、長期的な配当の持続性を重視する投資家から人気を集めています。
- 運用会社:ブラックロック
- 設定日:2011年3月
- 経費率:0.08%(非常に低コスト)
- 主な組入銘柄:エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソン、シェブロン、ベライゾン など81銘柄
HDV の主な構成銘柄(2025年時点)
順位 | ティッカー | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|---|
1 | XOM | エクソン・モービル | 8.70% |
2 | JNJ | ジョンソン&ジョンソン | 6.64% |
3 | ABBV | アッヴィ | 5.97% |
4 | CVX | シェブロン | 5.87% |
5 | HD | ホーム・デポ | 4.78% |
6 | MRK | メルク | 4.04% |
7 | PEP | ペプシコ | 3.96% |
8 | T | AT&T | 3.88% |
9 | MO | アルトリア・グループ | 3.65% |
10 | PM | フィリップ・モリス | 3.61% |
上位にはエネルギー・ヘルスケア・生活必需品といったディフェンシブセクターが並んでおり、景気変動に強いポートフォリオ構成となっています。
高配当かつ財務基盤の安定した企業群に分散投資できる点が、HDVの大きな魅力です。
HDVの株価チャート

力強い右肩上がりで株価は120ドルを超えました。
配当を受け取りながら株価の成長も期待できる点がHDVの強みです。
VYMとHDVの比較表
項目 | VYM | HDV |
---|---|---|
組入銘柄数 | 約400社以上 | 約70社 |
主なセクター | 金融・ヘルスケア・生活必需品など幅広く分散 | エネルギー・ヘルスケア・生活必需品などディフェンシブ中心 |
特徴 | 米国高配当株を広く網羅し、分散効果が大きい | 財務健全性や配当持続性を基準に厳選した集中投資 |
投資スタンス | 幅広く分散しながら長期で安定配当を狙う | 厳選銘柄で安定したインカムを重視 |
VYM は「とにかく分散を効かせて安定を狙いたい人向け」。
HDV は「銘柄を絞り込みつつ、ディフェンシブに強い配当収入を得たい人向け」という位置づけです。
両方を組み合わせることで、米国高配当株投資における安定性と持続性をバランスよく取り入れることができます。
YM・HDV 配当金推移(1株あたり年間配当額、ドル)
年度 | VYM(バンガード高配当ETF) | HDV(iシェアーズ高配当ETF) |
---|---|---|
2019年 | 約 2.84ドル | 約 3.35ドル |
2020年 | 約 2.98ドル | 約 3.65ドル |
2021年 | 約 3.15ドル | 約 3.72ドル |
2022年 | 約 3.34ドル | 約 4.05ドル |
2023年 | 約 3.51ドル | 約 4.19ドル |
2024年(予想) | 3.60〜3.70ドル | 4.20〜4.40ドル |
両方とも着実に増配を続けており、VYMは安定感のある右肩上がり、HDVは原油価格や景気要因の影響を受けやすい一方で、力強い増配トレンドが見られます。
長期投資においては、どちらも配当収入の柱として期待できるETFといえるでしょう。
まとめ
VYMとHDVはいずれも米国を代表する高配当ETFであり、投資家からの人気も非常に高い商品です。
VYMは400銘柄以上に分散された安定感が魅力、HDVは厳選された約80銘柄に集中投資することで高い配当利回りを実現しています。
配当金推移を見ても、両方とも着実に増配しており、長期的に配当収入を増やしたい投資家にとって有力な選択肢となるでしょう。
私も長期で保有をしており、今現在でも買い増しを続けておりますが、円安と株価の値上がりで、当時の倍程度の資金が必要になっています。
増配傾向が高い優良銘柄はなるべく早くに買い集めることをオススメします。(自戒)
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