先にお伝えします。
iDeCoは節税もできて資産も増える。
私にとっては、やらない理由が見つかりません。
累計積み立て額は100万円程度ですが、何もせずに半自動で200万円を超えてしまいました。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は「節税しながら老後資金を準備できる」と言われていますが、実際にどのくらい増えるのか気になる方も多いと思います。
私自身、2018年12月からiDeCoを始め、コツコツと7年間積み立ててきました。
結果として、累計積立102万円に対し、評価額は約201万円(+99万円)、利回り19.87%となっています。
倍増です。

正直ここまで増えるとは思っておらず、あの時始めてよかったと実感しています。
この記事では、私のiDeCo運用実績の詳細と、メリット・デメリットを含めた制度の解説をしていきます。
iDeCoとは?
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で積み立て、自分で運用する私的年金制度です。
主な特徴
- 掛金が全額所得控除 → 毎年の税金が安くなる
- 運用益が非課税 → 長期投資の効果を最大化できる
- 受取時も控除がある → 退職金や年金として受け取りやすい
つまり「節税しながら将来の老後資金を増やす仕組み」なんですね。
iDeCoのメリット
- 節税効果が抜群
掛金の全額が所得控除になるため、年収や課税所得によっては数万円単位の節税効果があります。 - 運用益が非課税
通常の投資信託なら20%以上かかる税金がゼロ。長期投資でこの差は本当に大きいです。 - 老後資金を強制的に確保できる
60歳まで引き出せない制約は、裏を返せば「絶対に老後資金を作れる仕組み」。これは大きな安心につながります。 - 気付いたら資産が増えている
毎月の掛金は給料から自動で天引きされるため、自分で投資の手続きをしている感覚がありません。
無理なく続けられるから、気付いたらしっかり資産が積み上がっているのです。
iDeCoの最大のメリットは、掛金が全額所得控除になることです。
たとえば、年収600万円の会社員が毎月2万円(年間24万円)をiDeCoに拠出した場合、課税所得がその分減るため、所得税・住民税が合わせて 年間約4.8万円節税 できます。
- 所得税率20%+住民税10%=合計30%
- 24万円 × 30% = 72,000円の節税効果
(※実際は社会保険料控除などもあり課税所得は変動しますが、概算でこれくらいの節税になります)
つまり、毎年数万円の税金が戻ってくるイメージです。
掛金を積み立てながら「実質的に手取りも増える」わけで、これは普通の投資信託にはないiDeCoならではのメリットです。
一方、デメリットも少なからず存在します。
iDeCoのデメリット
- 原則60歳まで引き出せない
「もし急にお金が必要になったら…」という不安はあります。ただ、私はむしろ「無駄遣いしないで済む」と前向きにとらえています。 - 金融機関によっては手数料がかかる
今はネット証券など低コストの選択肢が増えているので、始める前に確認が必須。 - 掛金の上限がある
自営業や会社員など職業によって上限が決まっているため、「もっと積み立てたい」と思っても制限があります。

画像引用元:マネックス証券
実際の運用実績(2018〜2025年)
私は2018年12月からiDeCoをスタートしました。
毎月12000円(2025年から20000円に変更)の掛金を継続。
これまでの評価額の推移は次の通りです。
年度 | 評価額 |
---|---|
2018 | 19,321円 |
2019 | 183,099円 |
2020 | 369,185円 |
2021 | 676,486円 |
2022 | 766,261円 |
2023 | 1,176,653円 |
2024 | 1,766,897円 |
2025現在 | 2,014,421円 |
- 投資累計:1,023,377円
- 評価損益:+991,044円
- 運用利回り:19.87%
グラフで見てもらうと分かりやすいですが、特に2023年以降は伸びが加速。
指数関数的な成長段階に入りつつあることが分かります。

保有商品と運用方針
現在の保有商品は以下の2つを50%ずつ。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
「世界全体に分散投資」と「米国株集中投資」を組み合わせることで、長期的に安定した成長を狙っています。
王道のインデックス投資ですが、結果的にこれが一番安心して続けられると感じています。
実際にやってみて感じたこと
- 節税効果は地味でも大きい
掛け金全額が所得控除になるiDeCoは、税金の負担をぐっと軽くできます。
冒頭でも触れましたが、年収600万円なら、月2万円の積み立てで年間約4万8千円の節税効果。
確定申告や年末調整でもその効果を実感することができます。
- 60歳まで引き出せないのは逆に安心感がある
iDeCoは原則として60歳まで資金を引き出せません。
この制約は一見デメリットに思えますが、長期投資の観点ではむしろ安心です。
「つい使ってしまう」心配がなく、老後資金を確実に積み立てられるのが魅力です。
- コツコツ積み立てるだけで、気づいたら100万円近い利益に
毎月少額でも長期間続けることで、複利効果が働きます。
例えば月2万円を20年間積み立てた場合、利回り3%でも元本48万円に対して約14万円の利益が加わり、最終的に60万円以上に。
利回り5%なら、利益はさらに大きくなり100万円近くに達することもあります。知らず知らずのうちに資産が増えているのがiDeCoの魅力です。
「将来のためにやらなきゃ」ではなく、今では「やっておいてよかった」と素直に思えます。
まとめ|iDeCoはやらない理由がない制度
iDeCoは節税効果が非常に大きく、老後資金を効率的に準備するのに最適な制度です。
確かに60歳まで引き出せないなどの制約はありますが、仕組みを正しく理解すれば、むしろ資産をコツコツ増やす強みになります。
実際に7年間積み立てた結果、利回り19.87%で約99万円の利益を生むことができました。
もし迷っている方がいるなら、少額からでも一歩踏み出す価値は大きいと、自分の経験からは言えます。
今後もiDeCoがどこまで育っていくか、進捗状況を定期的にお伝えしていきますね。
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