人生論

年末に必ず考えたい、FIREを目指す人が今年やってよかった投資習慣

年末になると、今年の投資成績を振り返り、一喜一憂してしまう方も多いのではないでしょうか。

もっと増やせたのではないか、他の人はもっと上手く運用しているのではないかなどと考えてしまうものです。

しかし、FIREを目指す投資において、本当に振り返るべきなのは成績よりも習慣だと感じています。振り返ってみると、資産1億円に到達できた要因も、短期的な成功ではなく、淡々と続けてきた投資習慣の積み重ねだったと思います。

この記事では、FIREを目指す立場から、今年やってよかった投資習慣について、年末という節目に整理したいと思います。

派手な必勝法ではありませんが、来年も再来年も効いてくる、習慣についてお伝えします。あくまで私なりの習慣になりますが。


① 投資成績を毎日確認しなくなったこと

まず最も大きかったのは、投資成績を毎日確認しなくなったことです。(今年は忙しかったこともあります。)

以前は、

  • 株価アプリを何度も開いてしまう
  • 含み益や含み損に感情が振り回される
  • その結果、不要な売買をしてしまう(orしてしまいたくなる)

といったことが日常的にありました。

しかし、FIREを目指す投資は短距離走ではなく、長距離走です。日々の株価変動に、過度な意味はありません。特に、私の投資スタイルの場合は猶更です。

そこで今年は意識的に、

  • 成績の確認は月に1回程度にする
  • 配当が積み上がる仕組みを信じる

この距離感を大切にしてきました。

その結果、投資が生活の中心になりすぎることがなくなりました


② 入金力を最優先に考え続けたこと

年末になると、利回りや年率リターンに目が向きがちです。

しかし、今年改めて実感したのは、

FIREの初期〜中期段階では、投資スキルよりも入金力の影響が圧倒的に大きいという事実です。

具体的には、

  • 生活コストの見直し
  • 固定費の削減
  • 配当や副収入を再投資に回す

といった、地味ですが確実な行動を積み重ねてきました。

派手さはありませんが、着実に資産形成を前に進めてくれる習慣だったと感じています。

年末に資産額を確認した際、増え方が緩やかでも方向性は間違っていないと思えることは、精神的にも大きな支えになりました。

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③ 高配当投資を「収入」として捉えるようになったこと

今年は、高配当投資についての考え方を、より言語化できた一年だったと感じています。

配当金は、以前からFIREを目指す投資の中心に据えてきました。
株価の上昇を追いかけるよりも、時間とともに積み上がる配当収入こそが、自分にとっての軸でした。

毎月の平均配当金額が35万円に迫った今年は、その配当を、単なる結果ではなく、生活を支える疑似的な収入として意識的に捉えるようになりました。

  • 月々の配当はいくらか
  • 生活費のどの部分を賄えているのか

こうして見ることで、投資はより現実的なものとなり、人生設計と地続きで考えられるようになったと感じています。


④ 他人の投資成績と比べなくなったこと

年末になると、SNSやブログには「〇〇%達成」「資産〇千万円突破」といった投稿が多く並びます。

正直なところ、以前はそうした情報に心を乱されることもありました。

しかし今年は意識的に、

  • 他人の数字を自分の基準にしない
  • FIREへのペースは人それぞれだと割り切る

この姿勢を大切にしてきました。

その結果、焦りからくる判断ミスやとっちらかった投資は明らかに減りました

私のポートフォリオを見ると、恥ずかしながら非常にとっちらかった過去の形跡が多々見られます。しかし2025年の投資は一貫して、日米高配当ETF、大型株、ディフェンシブ銘柄を買い増し、ポートフォリオの防御力を高めることに一心しました。

年末を穏やかな気持ちで迎えられていることは、投資家として良い状態だと感じています。


⑤ 「投資しない時間」を大切にしたこと

最後に、意外と重要だったと感じているのが、投資のことを考えない時間を意識的に作ったことです。

今年は、

  • 投資から離れる時間
  • 家族や趣味、日常に集中する時間

を大切にしてきました。

FIREを目指していると、将来のために今を我慢するという考え方に偏りがちです。

しかし年末に振り返って思うのは、FIREはゴールではなく、今の生活の延長線上にある状態であってほしいということです。

投資に支配されない生活を送れたこと自体が、今年最大の成果だったのかもしれません。


年末に思うこと|来年も続けたいのは「派手ではない投資習慣」

今年やってよかった投資習慣を振り返ると、どれも地味で、すぐに結果が出るものではありません。

それでも、

  • 感情の安定
  • 判断がぶれにくなったこと
  • 投資と人生の距離感が整ったこと

これらは間違いなく、FIREに近づくための前進だと感じています。

年末は、成績を評価するための時期ではありません。投資との向き合い方を整えるための時期だと思います。

来年も同じ習慣を淡々と続けられたなら、それだけでFIREへの道は、確実に一歩前に進んでいるはずです。

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