FIREを目指してきたが、今は少し景色が違う
私はFIRE(経済的自立・早期リタイア)への渇望から、高配当株投資を10年以上続けてきました。
同時に、会社員としてのキャリアも約15年になり、仕事の要領もよくなり、自分の裁量でコントロールできる範囲が増えてきました。
すると不思議なことに、働くこと=苦しいものという単純な構図が、少しずつ崩れてきたのです。
・毎月安定して入る給与というキャッシュフロー
・20代前半より、手取りで10万円以上増えた収入
・会社が半分負担してくれる社会保険
・半自動で積み上がる年金・福利厚生
こうした仕組みを冷静に見ていくと、サラリーマンって、思っていたより恵まれているのではないかと感じる場面が増えてきました。
FIREを目指しているからこそ、逆に働くことの価値も、以前より見えるようになったのです。

FIREを目指している理由(おさらい)
私がFIREを目指す理由は、働きたくないからではありません。
・人生の主導権を自分で握るため
・家族との時間を最大化するため
・好きなことに没頭できる環境をつくるため
・新しい価値観に触れ続けるため
・限りある時間を意識して生きるため
・地域社会へも還元できる存在でいるため
FIREとは、逃げ場ではなく選択肢を増やす手段だと考えています。詳しく以下記事でも記しています。
それでもサラリーマン生活が悪くない理由
FIREを目指しながらも、会社員生活を続けて感じるメリットは少なくありません。
毎月決まった給料が入る安心感
安定した給与収入は、投資のメンタルを安定させてくれます。
・相場が下落しても焦らずにいられる
・積立投資を淡々と継続できる
・今月の生活費どうしようという不安がない
これは、投資家として非常に大きなアドバンテージです。
生きがいを感じられる
人は何のために生きているのでしょうか。
突き詰めると誰かの役に立っていると感じられることが、大きな支えになる気がしています。
今の仕事では、日々誰かの役に立っているという実感があります。
それが今日も意味のある一日だったと思える理由になっています。
社会保険が強すぎる
会社員の社会保険制度は、知れば知るほど強力です。
・健康保険料を会社が半分負担
・厚生年金も会社が上乗せ
・傷病手当金や失業保険といったセーフティネット
国民健康保険と比べると、チート級です。
強制的に外に出る仕組み
会社に行くという行為は、健康的です。
・自然と歩く
・人と話す
・生活リズムが整う
完全な自由は魅力的ですが、同時に自分を律する力も必要になります。
会社員は、その点で良い意味の強制力を持っています。
有休・祝日・ボーナスという“イベント”
先日もツイートしましたが平日・土日・祝日という曜日感覚が研ぎ澄まされます。
・祝日があるだけで少し嬉しい
・有休は自由時間の前借り
・ボーナスはそのまま投資資金になる
こうした定期イベントは、生活にリズムを与えてくれ、最近は楽しめるようにもなってきました。
FIREを目指すことで、サラリーマン生活の見え方が変わった
現在、私の配当金は、税引き後で年430万円を超えています。今の年間生活費であるならば、家族4人で暮らすことはできます。その結果、この仕事で一生食っていかなければならないという必死さは消え、辞められるという前提があることで、精神的にとても楽になりました。
会社は敵ではなく、資産形成を手助けしてくれ、なおかつ生活に張りを与えてくれる場所として見えるようになりました。
社会人10年目の時は、辞めたくて辞めたくて仕方ない時期がありました。本当に辞めようかと思いました。しかし、その頃は資産も3000万、配当金も100万円程度で辞めることは断念。それを乗り越えて、資産も増えていった先に今の新しい気付きがあります。
じゃあ、FIREしなくてもいいのか問題
ここで浮かぶ疑問があります。
今が悪くないなら、FIREしなくてもいいのでは?
そんなことはありません。今が悪くない ≠ 一生続けたいではないと胸を張って言えますし、年々体力は衰えます。制度や職場環境は変わっていきますし、自分の価値観も変わっていくはずです。
未来は不確実です。
だからこそ、常に“選べる状態”でいることが重要だと感じています。
FIREはゴールというより、人生の保険と表現した方が今はしっくりきます。
結論:矛盾ではなく、両立できる
私はFIREを目指しています。
それは今の生活を捨てたいからではなく、将来を自分で選べる状態になりたいからです。
今のサラリーマン生活にも価値があると感じているからこそ、安定した収入を活かして投資を続けています。
働くことと資産形成は対立するものではなく、両立できるものです。
だから私は、今日も働き、今日も未来の自由に向けて投資をしています。
配当投資によって不労所得を得られるようになると、会社員という立場のメリットも客観的に見えるようになります。


