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2025年NISA成長投資枠のおすすめ銘柄|ETFの6つのメリット

今年のNISAの成長投資枠はもう使い切りましたか?

(私は年初になるべく早く買い切ってしまうので、もう枠は残っていません…。)

NISAの枠を埋めるにあたって、「何を買えばいいのか…」と迷う人も多いことだと思います。

できれば、良い成績を残しながら、安心して長期保有できる商品を選びたいものです。

そこでおすすめするのが、個別株ではなくETF(上場投資信託)です。


1. ETFとは?

ETF(Exchange Traded Fund)は、証券取引所に上場している投資信託のこと。

株式のように市場で売買でき、投資信託のように複数銘柄に分散投資できるという「株と投信のいいとこ取り」の商品なわけです。

ETFには以下のようなメリットが挙げられます。

ETFの6つのメリット

  • 分散投資が簡単にできる
     一本買うだけで複数の銘柄に分散投資できる。
  • リアルタイムで売買可能
     市場が開いていれば、株と同じように指値注文や価格チェックができる。
  • 低コスト商品が多い
     信託報酬は0.1%を切る商品もある。
  • 分配金をもらえるETFも多い
     配当・分配金生活を目指す人には嬉しいポイント。
  • 種類が豊富
     株価指数連動型から高配当株型、テーマ株型まで多種多様。
  • NISAの成長投資枠で買える
     非課税メリットを活かしやすい。

このようにETFには魅力がたくさんあります。

が、実際に買う際には「どのETFを選ぶか」が重要なんですよね。

次に、選ぶときのチェックポイントを見ていきましょう。


2. ETF選びのチェックポイント

  • チャートが上昇トレンドか
     → 長期で安心して持つには、過去の値動きを確認することが重要です。
  • 信託報酬が安いか
     → 運用コストは長期になるほど効いてきます。個人的には高くても0.4%程度までが目安ですね。
  • 純資産額が300億円以上あるか
     → 規模が小さいと途中償還のリスクや流動性の不安があります。資産額にはそれなりの理由がありますので要チェックです。

3. おすすめの日本高配当株ETF

NISAの成長投資枠で人気の「日本高配当株ETF」から、特に注目の3本を紹介します。


1489:日経高配当株50ETF

1489は、日経平均225銘柄の中から配当利回り上位50銘柄を対象に組み入れています。

資産規模は3000億を超えています(2025.9月時点)。利回りはおよそ3.4%です。

予想配当利回りに加え、流動性も考慮してウエートが決められるため、配当利回りの高い大型株が上位に組み込まれるのが特徴です。

業種としては商社・銀行・海運など、日本の高配当株の王道が中心になっており、高配当ETFの定番として長期保有に向いています。

チャートも力強く推移しています。

Googleより引用(2025.09.18)

組み入れ上位10銘柄

銘柄名業種割合
武田薬品工業医薬品4.4%
日本たばこ産業食品3.9%
ソフトバンク通信3.8%
日本製鉄鉄鋼3.7%
みずほFG銀行3.6%
SOMPO HD保険3.4%
アステラス製薬医薬品3.2%
MS&AD HD保険3.2%
三菱UFJ FG銀行3.0%
商船三井海運2.9%

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2529:iシェアーズ日本高配当株ETF

2529は、規模の大きな約500銘柄の中から、過去3年間の配当実績や自社株買い・増資をもとに算出した*ネット総還元利回りの高い70銘柄を選定しています。

資産規模は約473億(2025.9月時点)。利回りはおよそ2.8%です。

特徴として、金融・保険業は対象外で、増配の実績がある企業が中心。「増配ETF」とも呼べる珍しいコンセプトです。

さらに、時価総額平均を採用し、ウエート上限は2%と決められているため、幅広く分散されつつ安定した配当を狙えるETFとなっています。

1489同様、安定した右肩上がりのチャートです。

Googleより引用(2025.09.18)

組み入れ上位10銘柄

銘柄名業種割合
ソフトバンクグループ通信3.21%
丸紅商社2.57%
東京瓦斯電力・ガス2.34%
三菱商事商社2.34%
INPEX鉱業2.32%
ブリヂストンゴム製品2.28%
住友商事商社2.20%
小松製作所機械2.10%
日本たばこ産業食品2.09%
塩野義製薬医薬品2.09%

1698:上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)

1698は、TOPIX1000と東証REIT指数の構成銘柄から、時価総額と予想配当利回りに注目した「東証配当フォーカス指数」に連動しています。

資産規模は約523億(2025.9月時点)。利回りはおよそ3.1%です。

株式90銘柄、REIT10銘柄で構成され、配当利回りの高い銘柄を抽出し、時価総額の大きな順に組み入れるのが特徴です。

そのため、商社や金融など大型高配当株の比率が高く、配当利回り重視で幅広く分散したい投資家に向いているETFです。

1698のチャートもきれいな右肩上がり。

Googleより引用(2025.09.18)

組み入れ上位10銘柄

銘柄名業種割合
日本たばこ産業食品7.80%
キヤノン電気機器6.46%
三菱UFJ FG銀行6.23%
ブリヂストンゴム製品5.22%
アサヒGHD食品4.21%
三井住友FG銀行3.81%
三菱商事商社2.89%
INPEX鉱業2.74%
みずほFG銀行2.66%
キリンHD食品2.59%

※組み入れ銘柄や比率は変動するため、最新情報は必ず運用会社のサイトで確認しましょう。

比較表

ETF組入銘柄数利回り(目安)純資産額
148950約3.4%3,000億円超
252970約2.8%473億円
1698100(株90・REIT10)約3.1%523億円
2025.9月時点

資産額が多い1489は安心して持つことができますが、分散性で言えば1698に利があります。

2529は増配系のETFなので現在の利回りは低くとも、将来的には高利回りになる可能性が高いです。

結論、どのETFも優秀です。


4. まとめ

NISAとETFは「長期・分散・低コスト」という投資の王道スタイルと相性抜群です。

  • 1489なら、まずは定番の高配当ETFを持ちたい人に
  • 2529なら、安定性と増配を重視したい人に
  • 1698なら、より分散を効かせ、高配当を追求したい人に

自分の投資スタイルや目的に合わせてETFを選ぶことが大切です。

長期で保有しながら、共に資産形成を進めていきましょう。

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