資産形成

金はまだ買いか?世界が注目する金(ゴールド)の3つの魅力とおすすめ投資信託

世界的に不安定な情勢が続く中で、資産を守る手段として金への注目が高まっています。

株式や債券とは異なる値動きをする金は、長期的に安定した価値を維持しやすい「安全資産」として知られています。

後述しますが、私も投信信託で金の積み立てを一定額継続しております。

本記事では、金の魅力を3つのポイントに分けて解説し、初心者でも始めやすいおすすめの投資信託も紹介します。

長期チャートから見る金

過去を振り返ると、金価格は連続で最高値を更新し続けており、その人気の高さがうかがえます。

以下は、金価格の1978年からの長期推移です。

引用元:三菱マテリアル

金の長期チャートを見ると、価格は高値と安値を繰り返しながらも、全体としては右肩上がりの傾向を示しています。

特に近年では、地政学リスクの高まりや金融緩和、インフレ懸念などが影響し、価格が急騰する局面も見られます。

短期的な値動きはあるものの、長期で保有することで資産価値を守る手段としての魅力が際立っています。

それでは、金の3つの魅力について見ていきましょう。

1. 国際情勢の不安定化でも強い需要

戦争や国際紛争、地政学リスクが高まると、多くの投資家や国がリスク回避のために金を購入します。

株式市場や為替市場が乱高下する状況でも、金は長期的に価値を守る「安全資産」としての地位を確立しています。

国際的な不安が高まるほど、金の価格や取引量は上昇する傾向にあります。


2. ドル安や外貨リスクへのヘッジ

ドルの価値が下がったり、外貨資産への信頼が揺らぐ局面では、投資家や中央銀行が資産の一部を金に換える動きが見られます。

過去にはトランプ政権下でのドル信認低下やロシアのドル資産凍結問題が顕著な例です。

金は外貨リスクへのヘッジとしても有効で、国際的な取引や外貨準備の分散先として人気があります。


3. インフレ局面でも価値を守る

高インフレ期には、現金や預金の価値が目減りする一方で、金は長期的に価値を保持する手段として注目されます。

歴史的にも、株式と比べてインフレ局面で相対的に価格が上昇するケースが多く見られます。

購買力を守る資産として、個人投資家だけでなく機関投資家や中央銀行も金を積極的に保有しています。

つまり、世界的にインフレや有事に備える動きの中で、金は引き続き買われやすい資産と言えるでしょう。


金を買うなら「NISAの成長投資枠」が便利

金を現物で持つ場合、盗難リスクや保管コストがネックになります。

しかし、NISAの成長投資枠で投資信託を購入すれば、税金ゼロで安全に金へ投資可能です。

さらに、

  • 信託報酬が低くコストが抑えられる
  • 小口や積立で無理なく投資可能
  • 為替ヘッジの有無を選択できる

といったメリットがあります。


おすすめ投信3選

ファインゴールド(三菱UFJ純金ファンド)

ファインゴールドは、東証上場のETFで運用されており、国内の円建て金価格に連動する仕組みです。

時差の影響がなく、国内市場でそのまま取引できるため、金価格の動きをリアルタイムで把握しやすい点が魅力です。

信託報酬は0.990%となっており、長期投資でもコストが比較的分かりやすい設計になっています。

Googleより引用 2025.9.24

iシェアーズゴールドインデックスファンド(ブラックロック)

iシェアーズのゴールドインデックスファンド(ブラックロック)は、2013年に設定され、10年以上の運用実績を誇る信頼性の高い金投資ファンドです。

世界最大級の運用会社であるブラックロックが運用を担当しており、世界の金市場に連動した運用を行うことで、安定的なパフォーマンスを目指しています。

信託報酬は0.509%と低コストで、長期的な資産形成にも適しており、初心者でも手軽に金の値動きに連動した投資ができる点が魅力です。

また、海外のETFに投資する仕組みですが、国内の証券会社から円建てで購入できるため、為替リスクや取引の複雑さを気にせず運用できるのも大きなメリットです。

Googleより引用 2025.9.24

ゴールド・ファンド(日興)

ゴールドファンド(日興)は、海外の主要な金ETF4本に分散投資する仕組みとなっており、世界を代表する金市場に効率的に投資することができます。

複数のETFに分散して投資することで、個別市場のリスクを抑えつつ、金価格の変動に連動した安定的な運用を目指せる点が特徴です。

信託報酬は0.407%と低コストで、長期的な資産形成にも適しており、国内の証券会社を通じて手軽に世界規模の金市場へ分散投資できるのも大きなメリットです。

まとめ

世界的な政治・経済の不安定化やインフレの進行が続く中で、金は「持っておきたい資産」として長期にわたり注目されています。

株式や債券と異なり、金は価格の変動はあるものの、通貨価値の目減りや市場の混乱から資産を守る手段としての役割が期待できます。

現物の金を直接保有すると保管や管理の手間、盗難リスクなどが伴いますが、ETFや投資信託を活用することで、これらのリスクを避けながら手軽に投資することが可能です。

さらに、NISAなどの税制優遇制度を活用すれば、運用益にかかる税金を抑えつつ、より安全に金への投資を行うことができるため、資産形成の一手段として非常に賢い選択肢と言えます。

私はと言うと、ファインゴールド(三菱UFJ純金ファンド)を積み立て中で、トータルリターンもプラスで推移しております。

今後も一定額ではありますが、積み立てを継続して参ります。


30代でアッパーマス層に到達したときの実感を綴っています。

分散投資は資産形成の鉄則です。


断片的な情報に惑わされやすい時代だからこそ、シンプルな投資スタイルを貫いて参ります。

この原則を信条とし、着実に資産形成を続けていきます。

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