私も100株だけ長期で保有中の積水ハウスが発表した2027年1月期第1四半期(2026年2〜4月)決算は、市場の注目を集める内容となりました。
経常利益は前年同期比54.9%増の724億9,500万円となり、第1四半期として過去最高を更新。売上高、営業利益、純利益も過去最高となり、非常に好調なスタートを切っています。
決算の主な数字は以下の通りです。
進捗率も順調で、経常利益は通期計画に対して23.0%、純利益は26.7%を消化。数字だけを見ると好発進と言える内容でした。

マンション事業が利益を牽引 収益構造転換の成果が鮮明に
今回の決算で最も目立ったのはマンション事業。
売上高は前年同期比130.1%増、営業利益は528.4%増と大幅な伸びを記録しました。都市部の高額タワーマンション引き渡しが利益を大きく押し上げ、グラングリーン大阪など大型案件の寄与も注目されています。
さらに都市再開発事業も営業利益130.3%増と大幅成長。積水ハウスが近年進めてきた請負型中心から開発型中心への転換が成果として表れ始めています。
また、賃貸住宅管理事業は売上高3.1%増、営業利益13.0%増と堅調に推移。仲介・不動産事業も営業利益35.9%増となり、ストック型収益が会社全体の安定感を高めています。
住宅着工戸数が低迷する環境下でも利益を確保できる体質へと変化している点は、今回の決算の大きな評価ポイントでしょう。
戸建住宅と米国事業は苦戦 短期的なリスクも残る
一方で課題もあります。
戸建住宅事業は建築コスト高騰や住宅ローン金利上昇の影響を受け、売上高は4.3%減、営業利益は33.2%減となりました。
業界全体で住宅購入者の様子見姿勢が続いており、積水ハウスだけの問題ではありませんが、従来の主力事業が逆風下にあることは事実です。
さらに懸念材料となったのが国際事業です。
売上高は14.4%減少し、営業損失42億円を計上しました。前年は黒字だったことを考えると、大幅な悪化と言えます。
特に米国戸建住宅事業では、高金利による住宅需要の停滞、販売促進インセンティブ増加、棚卸資産評価損(在庫評価損)などが利益を圧迫しました。
米国事業は積水ハウスの成長戦略の中核であり、国際事業の大部分を占めています。そのため米国住宅市場の回復が遅れれば、今後の業績にも影響を与える可能性があります。
通期予想は据え置き 上方修正期待と慎重論が交錯
会社側は通期予想を据え置いています。
第1四半期の進捗率だけを見ると順調ですが、会社は慎重な姿勢を崩していません。
背景には、前期に計上された持分法投資利益などの反動減があるほか、米国事業の先行き不透明感もあります。
そのため、上方修正には国内開発型事業の継続好調に加え、米国市場の改善が必要になりそうです。
市場では進捗率を考えると上方修正余地はあるとの見方がある一方、米国リスクを考えるとまだ判断は早いという慎重論も見られます。
16期連続増配予定 高配当株としての魅力は健在
株主還元面では引き続き高い評価を受けています。
年間配当予想は145円となり、16期連続増配を予定。株価3,300円前後では配当利回り約4.4%という高水準です。
中期的には配当性向40%以上を目標としており、自己株買いも機動的に実施する方針です。

年初来安値を記録するチャートはこのように不調で、PERは9倍台、PBRはおよそ1倍と評価指標面でも割高感は乏しい状況です。
決算発表後の株価は一時プラス圏で反応しましたが、全体相場の軟調さや通期減益見通しもあり、その後は横ばいからやや軟調な推移となりました。
ただし高配当と連続増配への期待が下値を支えているとの見方は多く、投資家の評価は総じてポジティブです。
以下個人投資家の反応を見ていきましょう。
掲示板風まとめ
1: 風吹けば名無し
好決算おめでとう!純利益+75%はマンション引き渡し効果がデカいね。
2: 風吹けば名無し
マンション事業+528%爆益で全体を引っ張った。開発型シフト成功だわ。
3: 風吹けば名無し
16期連続増配予定!+1円でも長期保有者に嬉しいサプライズ。
4: 風吹けば名無し
配当利回り約4.4%でこの内容なら買い増し検討中。
5: 風吹けば名無し
ストック型(賃貸管理)が堅調で底堅い企業力を実感。
6: 風吹けば名無し
米国事業赤字42億円が痛いけど、国内でカバーできてるのは強い。
7: 風吹けば名無し
戸建て-33%苦戦も、全体で過去最高益更新は経営の巧みさ。
8: 風吹けば名無し
通期予想据え置きで安心。減益見通しでも進捗率23%は順調。
9: 風吹けば名無し
株価反応薄めだけど、高配当+低PBRで長期ホールド派は喜んでる。
10: 風吹けば名無し
グラングリーン大阪などの高額タワマン効果がすごい。
11: 風吹けば名無し
円安も寄与したみたい。為替メリット活かしてる。
12: 風吹けば名無し
米国金利高の逆風は一時的。利下げ待ちで回復期待。
13: 風吹けば名無し
PBR1倍前後で割安感強い。高配当株として鉄板。
14: 風吹けば名無し
連続増配銘柄としてポートフォリオの守り役に最適。
15: 風吹けば名無し
1Qだけで売るか迷ってたけど、ホールド継続に決定。
16: 風吹けば名無し
国内開発型が主力の弱みを補う構造に転換成功。
17: 風吹けば名無し
配当性向40%目標を守ってる姿勢が信頼できる。
18: 風吹けば名無し
株価一旦プラス反応したのに、相場全体で軟調になっただけ。
19: 風吹けば名無し
再開発事業+130%も貢献大。都市部シフトが正解。
20: 風吹けば名無し
魚沼産コシヒカリ優待もあって、長期保有のモチベーション上がる。
21: 風吹けば名無し
建設コスト高・金利上昇環境でこの数字は立派。
22: 風吹けば名無し
国際事業の回復が今後の鍵。米国住宅不足は中長期でチャンス。
23: 風吹けば名無し
純利益進捗率26.7%で通期上方修正期待が少しある。
24: 風吹けば名無し
高額マンション引き渡しが一時的ブーストかも?次も注目。
25: 風吹けば名無し
賃貸管理+13%の安定収益がクッションになってる。
26: 風吹けば名無し
16期連続増配継続で、配当貴族入り目前の安心感。
27: 風吹けば名無し
戸建て買い控えは業界共通。積水は多角化で勝ってる。
28: 風吹けば名無し
3,300円前後で利回り4.4%なら少しずつ拾いたい。
29: 風吹けば名無し
決算説明会資料で中長期戦略を確認したい。
30: 風吹けば名無し
米国赤字をリート売却益でカバーしたバランス経営が上手い。
31: 風吹けば名無し
好決算でも株価横ばい。織り込み済み市場の反応。
32: 風吹けば名無し
初心者でもわかりやすい高配当+知名度ブランド。
33: 風吹けば名無し
ナフサ不足とか言われてたけど、実際は米国の方が深刻だった。
34: 風吹けば名無し
マンション事業の収益性向上で利益率改善を実感。
35: 風吹けば名無し
長期投資家としては減配リスク低くて安心材料。
36: 風吹けば名無し
暴落したら買い増しリスト入り確定。
37: 風吹けば名無し
PER9倍台で成長余地感じる。
38: 風吹けば名無し
国内請負型微減でも開発型堅調で全体OK。
39: 風吹けば名無し
積水経済圏(管理・リフォーム)の強みが光る。
40: 風吹けば名無し
1円増配でも地道に続ける姿勢が好感。
41: 風吹けば名無し
米国事業8割超が課題。金利低下で一気に跳ねる可能性。
42: 風吹けば名無し
高配当株好きのポートフォリオに追加検討。
43: 風吹けば名無し
過去最高益更新で自信持てる決算内容。
44: 風吹けば名無し
通期減益予想据え置きが慎重で好印象。
45: 風吹けば名無し
30代サラリーマン投資家として三拍子揃った銘柄。
46: 風吹けば名無し
マンション高騰追い風に富裕層需要取り込み成功。
47: 風吹けば名無し
株価反応薄いけど、内容はポジティブ一色。
48: 風吹けば名無し
自己株買いも期待。株主還元姿勢強い。
49: 風吹けば名無し
業界全体逆風の中で差別化できてる。
50: 風吹けば名無し
ホールド派多数。売却検討派は少数。
51: 風吹けば名無し
説明会で米国回復シナリオ聞きたい。
52: 風吹けば名無し
4.4%利回りで配当金再投資派には魅力大。
53: 風吹けば名無し
開発型ビジネスへの転換が功を奏した好例。
54: 風吹けば名無し
純利益+75%は市場予想上回りサプライズ。
55: 風吹けば名無し
戸建て苦戦も全体カバー力に安心。
56: 風吹けば名無し
長期で耐えて還元続ける企業は強い。
57: 風吹けば名無し
米国在庫評価損などの一過性要因か確認したい。
58: 風吹けば名無し
高配当+連続増配でディフェンシブ銘柄。
59: 風吹けば名無し
3,200円台まで下がったら積極買い増し。
60: 風吹けば名無し
賃貸住宅管理の入居率高さが安定源。
61: 風吹けば名無し
都市再開発の引き渡し進捗が好調要因。
62: 風吹けば名無し
円安効果も無視できないプラス。
63: 風吹けば名無し
累進配当じゃないけど、16期連続は立派。
64: 風吹けば名無し
個人投資家として知名度高くて安心して持てる。
65: 風吹けば名無し
好決算で一旦プラスも、通期見通しで伸び悩み。
66: 風吹けば名無し
マンション中心の収益構造シフトを評価。
67: 風吹けば名無し
配当目的の長期保有には最適な1社。
68: 風吹けば名無し
米国事業回復待ちで上値余地あり。
69: 風吹けば名無し
進捗率順調で中間決算も期待。
70: 風吹けば名無し
過去最高更新おめでとう。株主還元に感謝。
考察まとめ
今回の決算は、収益構造の多角化が成果として現れた一方、成長ドライバーである米国事業の不振が今後の課題と整理できそうです。
戸建住宅や米国事業は逆風を受けましたが、マンション開発、都市再開発、賃貸管理といった事業がそれ以上の利益を生み出し、過去最高益を更新しました。
特に請負型から開発型・ストック型へのシフトが進んでいる点は注目に値します。住宅市況の影響を受けにくい収益構造へ変化していることが、今回の決算で改めて確認されました。
一方で、米国金利が高止まりし住宅市場の停滞が長引けば、通期計画への下方圧力が強まる可能性もあります。建設コスト高、人手不足、国内新築着工戸数の低迷といった業界共通の課題も依然として残っています。
配当投資家にとっては、16期連続増配予定、配当利回り約4.4%、PBR約1倍という点は非常に魅力的です。しかし株価の大きな上昇には、米国事業の回復シナリオが欠かせません。
短期的には米国リスクを注視する必要がありますが、国内事業の安定感と株主還元姿勢を考えると、長期保有前提の高配当株としては引き続き有力な選択肢と言えそうです。
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