資産形成

オルカンが資金流入1位。でも高配当派の私は月1万5000円だけ積み立てる理由

最近、投資信託の資金流入額ランキングで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンが1位になったというニュースを目にしました。

2025年の年間資金流入額は約2.4兆円と、過去最大規模を更新。
さらに2026年1月も約5,800億円超の資金が流入し、首位を維持しています。

新NISAやiDeCoの普及もあり、「とりあえずオルカン」という流れが、かなり定着してきた印象があります。確かに、オルカンはとてもよくできた商品です。


オルカンとは何か

このブログを見ていただいいる方はご存知の方も多いと思いますが、改めてオルカンとは何かについておさらいしたいと思います。

オルカンは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動する投資信託です。

米国、日本、欧州、新興国(中国、インドなど)を含む、約50か国・数千銘柄に分散投資できます。

構成比率の目安(2026年初時点)は、

・米国:約60%
・日本:約6%
・欧州:約15%
・新興国:約10%

となっており、S&P500を中心に、世界へ分散している商品と考えるとイメージしやすいかもしれません。

信託報酬も年0.06%未満と業界最低水準で、長期投資向けの商品として非常に優秀です。

ただし、米国株の比率が高いため、米国経済が不調な局面では影響を受けやすい点には注意が必要です。


それでも私は高配当投資が軸

一方で、私の投資の中心は高配当株・高配当ETFです。

目的は、資産を取り崩さず、配当で生活すること。つまり、FIREを見据えた運用です。

私にとって高配当投資は、資産を増やすための手段というより、生活費を生み出す仕組みを作るための投資です。

株価が上がらなくても、配当という形で現金収入が入る。
この仕組みがあることで、相場に振り回されにくくなります。

主に保有しているのは、次のETFです。

ETF特徴配当利回り目安経費率銘柄数
VYM分散型・安定志向約2.5%0.06%約580
HDV財務健全性重視約3.4%0.08%約75
1489(NF日経高配当50)日本株高配当・上位50銘柄約4.0%前後約0.28%50

いずれも、インカム(配当)を生む資産として位置づけています。

もちろん、高配当株には減配リスクや、景気後退に弱いという弱点もあります。

それでも高配当投資を主力にしているのは、将来の生活費を株価ではなく配当でまかなえる状態を作りたいと考えているからです。

値上がり益に頼る場合、生活費は売却によって生み出すことになります。
一方、配当であれば、資産を持ち続けたまま、現金収入を得ることができます。

この違いは、FIREを意識するようになってから、改めてとても大きいと感じるようになりました。

そのため私は、高配当株・高配当ETFを主軸にしつつ、銘柄やETFを分散させながら運用しています。


それでもオルカンを持っている理由

それでも私は、オルカンを持っていないわけではなく、現在、iDeCoとつみたてNISAで、合計月1万5000円だけ積み立てをしています。

理由は3つあります。


① 世界経済の成長を取り逃したくない

高配当株は安定感がありますが、成長率では、インデックス投資に劣る場面があります。

もし今後、米国以外の国が大きく成長した場合や新興国が世界経済を引っ張るようになった場合に高配当株だけでは、その恩恵を十分に受けられません。

オルカンは、世界経済そのものに投資する商品です。

少額でも保有することで、成長の取りこぼしを減らす意味があります。


② 高配当投資が不調な時の保険

高配当株は、金利上昇や景気後退局面に弱い傾向があります。

一方で、インデックス投資は、市場全体の回復力を取り込めます。

例えば、2022年のように株式市場全体が大きく下落した年には、オルカンも約20%近く下落しました。

それでも、市場全体が回復すれば、その分も素直に戻っていきます。

考え方の異なる資産を組み合わせることは、値動きへの耐性と心理的な安定につながります。


③ 投資の偏りを自覚するため

高配当投資を続けていると、どうしても配当が出るかどうかという視点だけで市場を見るようになります。

例えば、オルカンが年間+10%で高配当ポートフォリオが+5%だった場合。

自分の投資がどこに偏っているのかを客観的に振り返る材料になります。

オルカンは、市場平均という物差しとしても機能します。


私にとってのオルカンの位置づけ

私にとってオルカンは、今すぐ配当を生む資産ではなく、将来、配当を生む可能性のある資産です。

値上がりした資産を、将来、高配当株へ入れ替えることで、新たなインカム源になると考えています。積立投資分の出口戦略についてはまだ明確に決めていませんが…。

そのため、積立額は月1万5000円と控えめです。私にとっての主役はあくまで高配当株。オルカンは補助的な存在です。


オルカン1位=正解ではない

今回、オルカンが資金流入1位になったことで、結局、オルカンが正解なのでは?と思う人も増えているように感じます。(最強だとは私も思います。)

ただ、投資は流行を当てるゲームではありません。

自分が何のためにお金を増やしたいのかを決めないまま商品を選ぶと、相場が荒れたときに簡単に、そして明確に迷い道に入ります。

・将来の資産額を最大化したいのか
・毎月の配当収入を増やしたいのか
・できるだけ値動きのストレスを減らしたいのか

オルカンは優秀な商品ですが、投資の目的そのものを決めてくれるわけではありません。
そこは、各自が自分の投資目的に合わせて考えるべき部分だと思います。


まとめ

私の結論はとてもシンプルです。

オルカンが資金流入1位になるのは、世界分散・低コストという特性を考えれば、自然な流れだと思います。
一方で、私自身の投資の軸は、あくまで高配当投資です。

そのうえで、オルカンは主役ではなく、将来の成長を取りにいくための脇役として、月1万5000円だけ積み立てています。

投資は、何が正しいかを探すよりも、自分に合っているかを考える方が、長く続けやすいと感じています。

まずは少額から試し、定期的に見直しながら、自分なりのバランスを探していきたいですね。


積み上げてきた配当金は月生活費を超えてきました。

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この原則を信条とし、着実に資産形成を続けていきます。

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