以下、9月の配当金受領の続報です。
今回、米国個別株の HSBCホールディングス(HSBC)、クラフトハインツ(KHC)、メインストリートキャピタル(MAIN) から配当金をいただきました。
いずれも米国市場で(概ね)安定した配当を出す企業で、長期投資の柱として注目している銘柄の一つです。

◆ 配当金の詳細
銘柄 | 保有株数 | 1株あたり配当金(ドル) | 税引き後受取額(ドル) |
---|---|---|---|
HSBC(ADR) | 5株 | 0.50ドル | 1.98ドル |
KHC(クラフトハインツ) | 10株 | 0.40ドル | 2.89ドル |
MAIN(メインストリートキャピタル) | 50株 | 0.30ドル | 10.77ドル |
👉 合計税引き後受取額:15.64ドル
◆ 9月の配当金累計
今回の配当を加え、9月の累計受取額は 241,210円 となりました。

今月の配当金は税引き後で24万円を超え、ライフアーキテクトに到達しています。
銘柄紹介
HSBCホールディングス(HSBC)
HSBCは世界最大級の金融機関であり、2008年にはアメリカの経済誌で世界の有力企業番付1位と評価されました。
香港で創設された同社は、香港のイギリスから中国への返還を機に本店をイギリスに移転し、政治的リスクを避けながら海外展開を加速。
以降も海外投資を積極的かつ継続的に行い、「The world's local bank(世界の現地銀行)」を標榜しています。
2006年時点で支店は1万店を超え、保有する金融資産は2兆ドル以上に達しています。
こうしたグローバルな展開と安定した収益基盤により、長期保有で配当収入を狙う投資家にとって魅力的な銘柄です。
年度 | 四半期配当(ドル) | 年間合計(ドル) |
---|---|---|
2025 | 1.80 + 0.50 + 0.50 = 2.80 | 2.80(現時点) |
2024 | 1.55 + 1.55 + 0.50 + 0.50 = 4.10 | 4.10 |
2023 | 1.15 + 0.50 + 0.50 + 0.50 = 2.65 | 2.65 |
2022 | 0.90 + 0.45 = 1.35 | 1.35 |
2021 | 0.75 + 0.35 = 1.10 | 1.10 |
2020 | 1.05 | 1.05 |
2019 | 1.05 + 0.50 + 0.50 + 0.50 = 2.55 | 2.55 |
2018 | 0.50 + 0.50 + 0.50 = 1.50 | 1.50 |
長期的には増加傾向にあるものの、年度ごとの変動が大きいことがわかります。
例えば、2023年の年間配当は2.65ドルだったのに対し、2024年には4.10ドルまで増加しています。
一方で、2021年や2022年の年間配当はそれぞれ1.10ドル、1.35ドルと低く、景気や企業業績、特別配当などの影響を受けやすいことも読み取れます。
長期保有で配当収入を積み上げることが期待できる一方で、年度ごとの変動リスクもあるため、安定したインカムゲインを重視する場合は過去の配当推移を確認して投資判断をすることが重要ですね。
以下、5年チャートです。ちなみにADR銘柄です。

クラフトハインツ(KHC)
クラフトハインツは、トマトケチャップで知られる旧ハインツ社とチーズやパスタソースで有名な旧クラフト・フーズが2015年に合併して誕生した、アメリカを拠点とする多国籍食品・飲料メーカーです。
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが統合を主導し、世界第5位の食品メーカーとして成長しました。
世界中でトマトケチャップやソース、チーズ、冷凍食品、コーヒーなど幅広い製品を展開しており、「Kraft」「Heinz」「Philadelphia」「Maxwell House」など世界的に有名なブランドを保有しています。
最近では、調味料事業と加工食品事業の2社への分割を計画しており、事業再建を通じてさらなる収益安定化と株主還元を目指しています。
景気変動に影響されにくい消費財を中心とした事業で、高配当株として長期投資家に人気の銘柄です。
年度 | 四半期配当(ドル) | 年間合計(ドル) |
---|---|---|
2025 | 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.20 | 1.20 |
2024 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2023 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2022 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2021 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2020 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2019 | 0.40 + 0.40 + 0.40 + 0.40 = 1.60 | 1.60 |
2018 | 0.63 + 0.63 + 0.63 + 0.63 = 2.52 | 2.52 |
配当は非常に安定しており、年度ごとの大きな変動がほとんどありません。
2020年から2024年までの年間配当は1.60ドルで一定であり、四半期ごとの支払いも0.40ドルと均等に行われています。
長期保有することで、毎年一定の配当収入を確保しやすい点が特徴ですね。
以下、5年チャートです。

メインストリートキャピタル(MAIN)
メインストリートキャピタルは、米国の中堅・中小企業向け資金調達ソリューションを提供する事業開発会社です。
過去17年間、毎月の配当を一度も減額したことのない安定した毎月配当株です。
企業の成長資金調達、M&A、借り換え、資本再編、事業承継など、幅広い資金ニーズに対応しており、単なる資金提供に留まらず、投資先企業のパートナーとして経営支援も行っています。
高配当利回りが魅力で、安定的な分配金を継続しており、長期的にインカムゲインを狙う投資家にとって有力な銘柄です。(今は買えませんが…。)
年度 | 年間合計(ドル) |
---|---|
2025 | 4.37 |
2024 | 2.84 |
2023 | 3.36 |
2022 | 2.00 |
2021 | 2.52 |
2020 | 2.49 |
2019 | 2.82 |
2018 | 2.50 |
配当金はおおむね年ごとに安定しており、近年は増配傾向も見られるます。
特に2025年は年間合計で4.37ドルと大幅に増えており、前年の2.84ドルから大きく伸びています。
一方で、2018年から2022年まではおおむね2.0~3.0ドル前後で推移しており、安定した配当を継続していることが分かります。
全体として、配当の増減はあるものの、着実にインカムゲインを積み上げやすい銘柄と言えるでしょう。
以下、5年チャートです。

まとめ
HSBC、KHC、MAINはいずれも(概ね)安定配当が魅力の米国株です。
買い増し予定はありませんが、ホールド継続です。
- 配当金の合計は 15.64ドル
- 9月の累計配当は 2,411,210円
- 長期保有・配当再投資で資産形成を加速可能
私も長期で保有しており、配当再投資を通じて複利効果を最大化しています。
安定配当銘柄はなるべく早めに買い集めることで、増配メリットも享受することができますね。
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