以下、9月の配当金受領の続報です。
今回、米国高配当ETFの SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF) から配当金をいただきました。
SPYDは米国の高配当株に焦点を当てたETFで、利回りの高さが魅力です。高配当ETFの中でも人気が高く、配当金生活を目指す投資家にかねてより注目されています。
SPYDからはこれまで70万円以上の配当金を頂いております。(含み益も出ています。)

◆ 配当金の詳細
銘柄 | 保有株数 | 1株あたり配当金 | 税引き後受取額(ドル) |
---|---|---|---|
SPYD(SPDR・S&P500高配当株ETF) | 670株 | 0.48876ドル | 246.12ドル |
👉 合計税引き後受取額:36,598円(円換算)
◆ 9月の配当金累計
今回の配当を加え、9月の累計受取額は 238,880円 となりました。
SPYDは高配当ETFの中でも分配利回りが高く、FIREを目指す身としてもモチベーションが大きく高まります。

23万円に到達、今月はライフアーキテクトからウェルスクリエイターに迫っています(ネタです…笑。)
SPYDとは?
SPYD(SPDR®ポートフォリオ S&P500®高配当株式ETF)は、米国の高配当株に分散投資できるETFです。
2015年に運用開始され、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が手がける「SPDR®シリーズ」の一つ。
特徴はシンプルで、S&P500の中から配当利回りが高い上位80銘柄を均等に組み入れるという仕組みです。
- ティッカー:SPYD
- 運用会社:SSGA
- 経費率:0.07%
- 分配頻度:年4回(四半期ごと)
- 配当利回り:4.5%(2025年9月時点)
上位組み入れ銘柄
銘柄名(日本語) | セクター | 組入比率 |
---|---|---|
CVSヘルス | ヘルスケア | 1.61% |
APAコーポレーション | エネルギー | 1.54% |
アッヴィ | ヘルスケア | 1.47% |
HP | 情報技術 | 1.39% |
サイモン・プロパティ | 不動産 | 1.39% |
アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド | 生活必需品 | 1.36% |
ベスト・バイ | 一般消費財 | 1.36% |
USバンコープ | 金融 | 1.36% |
アルトリア・グループ | 生活必需品 | 1.35% |
ブルックフィールド・プロパティーズ | 不動産 | 1.35% |
組入銘柄は不動産、公共事業、生活必需品、金融、エネルギーなど景気敏感なセクターが多めで、大型ハイテク株の比率は低いのも特徴です。
SPYDのメリット
高い配当利回り
SPYDの最大の魅力は、高配当株に特化している点です。
2025年9月時点での利回りは約4.5%と、米国ETFの中でも比較的高水準にあります。
株価の値上がりだけでなく、定期的な配当収入を重視したい投資家にとっては、安定したキャッシュフローを得やすい商品です。
特にFIREや配当生活を目指す場合、配当利回りの高さは大きなメリットになります。
少額から分散投資できる
SPYDは1株50ドル以下で購入可能であるため、まとまった資金がなくても投資を始められるのが強み。
通常、高配当株80銘柄に個別で投資しようとすると多額の資金が必要ですが、SPYD1本で少額から手軽に分散投資が可能です。
初心者や資金の少ない方でも、投資経験を積む第一歩として始めやすい設計になっています。
約80銘柄に均等分散
SPYDは、S&P500の中から配当利回りの高い上位80社を均等に組み入れています。
これにより、1つの銘柄に依存せずリスク分散が効くのがメリットです。
個別株投資では1社の業績悪化で大きな損失が出る可能性がありますが、SPYDでは1銘柄の影響は小さく、セクターや企業ごとのリスクを抑えつつ高配当投資ができる点が魅力です。
低コスト運用
SPYDの経費率は0.07%と、長期保有に適した低コスト水準。
例えば、1,000ドルを投資しても年間コストはわずか70セント程度で、運用コストによるリターンの圧迫をほとんど気にせず保有できます。
長期投資ではコストの差が資産形成に大きく影響するため、低コストで高配当を狙える点は大きなメリットと言えます。
SPYDの株価チャート

2015年の設定以降、株価は上下動を繰り返しながらも、長期ではじわじわと上昇傾向にあります。
高配当ETFとして、配当を受け取りつつ株価上昇も期待できるのがSPYDの強みです。
VYM・HDVとの比較
米国株御三家EFT(私の中で)VYM、HDV、SPYDの簡単な比較です。
項目 | SPYD | VYM | HDV |
---|---|---|---|
組入銘柄数 | 約80社 | 約400社 | 約70社 |
主なセクター | 金融・エネルギー・公益 | 金融・ヘルスケア・生活必需品 | エネルギー・ヘルスケア・生活必需品 |
配当利回り | 高め(約4-5%) | 安定型(約3%) | ディフェンシブ型(約3-4%) |
投資スタンス | 高配当重視 | 分散重視 | 厳選・安定重視 |
SPYDは「とにかく高配当を狙いたい人向け」、VYMは「分散と安定」、HDVは「厳選ディフェンシブ銘柄重視」という位置づけです。
私は3つとも保有していて、おそらく永久ホールドです。
SPYD 配当金推移(1株あたり年間配当額、ドル)
年度 | SPYD |
---|---|
2019年 | 1.74ドル |
2020年 | 1.63ドル |
2021年 | 1.54ドル |
2022年 | 1.98ドル |
2023年 | 1.82ドル |
2024年 | 1.87ドル |
増減配はあるので、若干の不安定さは拭えませんが、高配当ETFとして安定的な利回りの範囲内で分配金を出し続けています。
まとめ
SPYDは、米国高配当株の中から利回りの高い銘柄を厳選して構成されたETFで、高配当を狙いたい投資家に適しています。
私にとっては米国株の御三家ともいえるETFです。(不安定さも愛らしいのです。)
株価の変動リスクはあるものの、安定した配当収入が魅力で、VYMやHDVと組み合わせることで、利回りと安定性をバランス良く取り入れることができます。
私も長期で保有しており、配当を再投資しながら資産形成を進めています。
今後も買い増しはしないかもしれませんが、手放すことはないETFです。
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