人気の高配当ETF1489(NF日経高配当50)の分配金が一部で話題になりました。
2025年4月⇒40円、2026年4月⇒38円。
この数字だけを見ると、減配?と感じるかもしれません。ただ、四半期ごとの変動だけで判断するのは早計です。
高配当ETFは、構成銘柄の配当タイミングや業績の影響を強く受けるため、春と秋に厚く、夏・冬に薄いといった季節的なブレが出やすいのが特徴です。
実際、1489の2025年の年間分配金は89円(2024年は78円)と増加しています。

1489の強み(改めて整理)
1489は今でも高配当ETFの中核です。
シンプルに日本の高配当株に乗ることができる設計は大きな強みです。
海運・商社・金融などの影響でブレは出ますが、それも含めての高配当ETF。 長期で見るなら、一時的な上下に振り回される必要はありません。
2529は安定して伸びるタイプ
対照的なのが 2529(野村株主還元70)です。
このETFは株主還元(配当+自社株買い)を重視した指数に連動しています。
分配金の推移(100口あたり・参考)
1489と同じで季節的な山谷(4月・10月が厚め)はあるものの、 全体としては右肩上がりで安定感があるというのが特徴です。
1489が今回前年比では減配したものの、2529は前年比で二回とも増配しています。

なぜ2529は安定しやすいのか
ポイントは銘柄の選び方にあります。
この設計によって、特定セクターの減配の影響を受けにくく、還元姿勢の強い企業が残りやすくなります。
結果として、分配金のブレが相対的に小さくなる構造です。
1489と2529は競合ではなく補完
ここが一番大事なポイントです。
両者は優劣ではなく、役割が違います。
1489は利回り重視でブレあり(シンプルな高配当露出)、2529は安定成長で増配志向(総合的な株主還元)です。
組み合わせの考え方
どちらかではなく、どう組み合わせるかが重要です。
注意点
高配当ETFには共通のリスクもあります。
高配当ETFの注意点
- 分配金は将来も保証されない(減配局面はあり得る)
- 金利上昇局面では株価が下がることもある
- 業種偏りの影響(特に1489)
- 税金・再投資コスト
また、本来見るべきは、 トータルリターン(分配金+価格上昇)です。
実際、時期によっては1489の価格上昇が大きく、トータルで見ると優位になる局面もあります。
結論:どちらも優秀。視点の広げ方が重要
まとめると
減配のように見える動きに不安を感じるのは自然ですが、 データを広げて見ると印象は変わります。
1489も優秀、2529も優秀です。長期投資で重要なのは、一喜一憂ではなくバランス。
自分の目的(利回りか安定か)に応じて、 うまく組み合わせていくのが現実的な戦略です。
11月は1489と2529からまとまった配当金を得ています。



