人生論 資産形成

FIREを目指す人が年初にやるべき3つのこと― 資産額よりも大事な話 ―

資産額よりも大事な話

FIREを目指して投資を続けている人にとって、年初は少し特別な時期です。
今年こそ資産を増やしたい、もっと投資効率を上げたいと考える一方で、何から手を付けるべきか迷う人も多いのではないでしょうか。

しかし、年初にやるべきことは、必ずしも資産額の再計算や利回りの見直しだけではありません。
むしろ、資産よりも先に整えるべきことがあります。

この記事では、FIREを目指す人が年初にやるべき3つのことを整理していきます。


なぜ年初は「資産額」から考えない方がいいのか

多くの人が年初にやりがちなのが、以下のような行動です。

  • FIREに必要な資産額を再計算する
  • 今年の目標利回りを決める
  • 年末時点の資産増減に一喜一憂する

もちろん、これらが無意味というわけではありません。
ただし、資産額は結果であって、行動そのものではないという点重要です。

相場環境、為替、金利、景気循環。これらは個人ではコントロールできません。
一方で、年初に整えるべきなのは自分がコントロールできる部分です。

その視点から見たとき、年初にやるべきことは大きく3つに整理できます。


年初にやるべきこと①:FIREの前提条件を言語化する

FIREは資産額ではなく、前提条件で形が変わる

FIREという言葉は一つでも、その中身は人によって大きく異なります。

  • 完全リタイアを目指すのか
  • セミリタイアで働き続けるのか
  • 配当収入を主軸にするのか、取り崩し前提か

これらの前提条件が曖昧なままでは、投資戦略もブレやすくなります。

年初にやるべきなのは、「〇億円あればFIREできる」と考えることではなく、どんな生活を前提にFIREを考えているのかを言葉にすることです。

前提条件を整理するための視点

以下のような問いを、自分なりの言葉で書き出してみるのがおすすめです。

視点考える内容
生活費月いくらあれば安心か
働き方完全リタイアか、緩く働くか
住居賃貸か持ち家か
収入源配当・事業・年金の位置づけ

数字を完璧に出す必要はありません。
今の自分は、こういう前提でFIREを考えているという認識を持つこと自体に意味があるかと思います。


年初にやるべきこと②:今年の投資ルールを3行で決める

相場予想よりも、ルールの方が長く効く

年初になると、どうしても今年の相場予想が気になります。
金利はどうなるのか、株価は上がるのか下がるのか。

ただ、長期でFIREを目指す場合、相場予想の精度よりも、行動ルールの安定性の方が重要です。

年初におすすめなのが、今年の投資ルールを短く決めておくことです。

ルールはシンプルでいい

例えば、以下のような形です。

  • 基本は高配当・安定銘柄を積み立てる
  • 下落時でも売却しない
  • 新規投資は業績と配当継続性を優先する

この程度で十分です。大切なのは、迷ったときに立ち戻れる軸を持つことです。

ルールがないと、相場が荒れたときに感情で動きやすくなります。
逆に、年初に決めたルールがあれば、ブレそうなときに一呼吸置くことができます。


年初にやるべきこと③:FIRE後ではなく今年の生活を整える

FIREはゴールだが、生活は今も続いている

FIREを目指していると、どうしても将来の自由な生活に意識が向きがちです。
しかし、投資は短距離走ではなく、年単位で続くマラソンです。

年初にやるべき3つ目のことは、今年1年の生活を無理なく回る状態にすることです。

生活が整うと、投資は安定する

具体的には、以下のような点を見直します。

  • 固定費が過度に重くなっていないか
  • 投資資金が生活を圧迫していないか
  • 投資以外の楽しみがあるか

生活に余裕がない状態で投資を続けると、相場の上下に振り回されやすくなります。
逆に、生活が整っていれば、多少の含み損にも冷静でいられます。

FIREを目指すうえで重要なのは、資産を増やすことだけでなく、資産に振り回されない状態を作ることです。


3つのことを整理すると見えてくるもの

ここまでの内容を、簡単に整理すると以下のようになります。

年初にやること目的
前提条件を言語化する投資の軸を明確にする
投資ルールを決める感情的な判断を減らす
今年の生活を整える長期継続を可能にする

どれも派手さはありませんが、FIREを現実的に近づける要素です。


おわりに:FIREは積み上げ型の目標

FIREは、一気に到達するものではありません。
日々の投資判断、生活の選択、考え方の積み重ねの結果として、気づけば近づいているものです。

年初は、目標を立て直す絶好のタイミングですが、数字だけに意識を向けすぎる必要はありません。
むしろ、考え方や行動の土台を整えることで、その後の一年が安定します。

今年も、派手に増やさなくてもいい。
ブレずに、淡々と積み上げていく。
その姿勢こそが、FIREに一番近い道なのだと思います。

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