株式投資

1577 NF・日本株高配当70 ETFとは?構成銘柄・手数料・魅力を解説

高配当株への投資は、FIRE(早期リタイア)や長期の資産形成を目指す人にとって、安定したキャッシュフローを生む重要な戦略です。
なかでも 1577 NF・日本株高配当70 ETF は、高配当銘柄を広く分散して持ちたいというニーズに応える代表的なETFです。

本記事では、2026年時点の最新情報をもとに、構成銘柄・手数料・特徴を整理しながら、このETFの本質的な魅力を掘り下げていきます。


1577 NF・日本株高配当70 ETFの基本情報

運用方針と指数の特徴

1577は、野村アセットマネジメントが運用するETFで、野村日本株高配当70(配当含む)指数に連動することを目指しています。

この指数の特徴は、以下のような厳格な選定ルールにあります。

  • 国内上場株式から予想配当利回りが高い原則70銘柄を選定
  • 過去3年で経常利益が赤字の企業は除外
  • 流動性(売買代金・時価総額)を考慮
  • 決算期を3・6・9・12月に限定

配当利回りが高いだけでなく、配当の継続性と実用性を重視した設計になっている点が、このETFの大きな特徴です。


ETFの基本スペック(2026年2月時点)

項目内容
基準価額約53,700円
純資産総額約2,000億円
分配金年4回(1・4・7・10月)
予想分配利回り約2.8~3%台
信託報酬年0.352%(税込)
投資対象日本株高配当70銘柄(等金額型)

年4回分配があるため、配当で生活費の一部をまかなうイメージを持ちやすいETFです。NISA成長投資枠にも対応しており、非課税での運用も可能です。

株価チャート(5年)

惚れ惚れする株価チャート。70銘柄に分散し、2000億円を超える資産額という安心感があります。


最新構成銘柄の上位例(2026年)

このETFは等金額型のため、特定銘柄への偏りが少ない設計です。上位銘柄でも組入比率は2%未満に抑えられています。

順位コード銘柄名組入比率
17182ゆうちょ銀行1.94%
28411みずほフィナンシャルグループ1.66%
32768双日1.64%
48053住友商事1.64%
58316三井住友フィナンシャルグループ1.63%
65020ENEOSホールディングス1.61%
76178日本郵政1.60%
88604野村ホールディングス1.60%
97202いすゞ自動車1.60%
104502武田薬品工業1.56%
118031三井物産1.55%
127186横浜フィナンシャルグループ1.55%
138750第一生命ホールディングス1.54%
148804東京建物1.54%
154183三井化学1.53%
161802大林組1.53%
178354ふくおかフィナンシャルグループ1.53%
185406神戸製鋼所1.52%
198334群馬銀行1.52%
208591オリックス1.51%
214503アステラス製薬1.51%
228725MS&ADインシュアランスグループホールディングス1.51%
238306三菱UFJフィナンシャル・グループ1.50%
244528小野薬品工業1.50%
254188三菱ケミカルグループ1.49%
265831しずおかフィナンシャルグループ1.49%
278601大和証券グループ本社1.49%
287181かんぽ生命保険1.49%
295019出光興産1.49%
306448ブラザー工業1.48%
318309三井住友トラストグループ1.48%
323407旭化成1.45%
333861王子ホールディングス1.45%
342269明治ホールディングス1.45%
355411JFEホールディングス1.44%
361605INPEX1.44%
378630SOMPOホールディングス1.43%
386301小松製作所1.43%
393003ヒューリック1.40%
407203トヨタ自動車1.39%

金融・商社・製造業といった、日本の高配当株を象徴する業種が中心となっています。


セクター構成から見える投資の本質

金融株比率が高い理由

1577の構成を見ると、銀行・保険など金融セクターの比率が高めです。
これは、日本市場において安定配当=金融株という構造があるためです。

2026年現在、日銀の金融政策正常化を背景に、銀行株の収益環境は改善傾向にあります。
そのため、金利環境の変化を間接的に取り込む商品とも言えます。

日経平均高配当ETFとの違い

同じ高配当ETFでも、日経平均高配当系は大型株中心になりがちです。
一方、1577は全市場から選定されるため、中型株も含むバランス型の高配当ETFという性格を持ちます。

高配当=守りだけでなく企業成長による増配余地も取り込みやすい構成となっています。


手数料と長期投資への影響

信託報酬0.352%は、は国内の高配当株ETFカテゴリの中で見てみると、標準〜やや高めの水準ですが、高いとも言えません。
短期では目立たない差ではありますが、10年、20年と保有することで確実に効いてくるコスト要因になります。

高配当ETFの本質は、配当を受け取りながら、長く持ち続けることです。その意味で、コストの低さは見逃せないポイントの一つで検討する際の目安にしましょう。


なぜ今、1577が注目されるのか

高配当ETFが持つ現実的な魅力

1577の魅力は、次のように整理できます。

年4回の分配で、収入の見通しが立てやすい

70銘柄への分散で、個別株リスクを抑えられる

配当継続性を重視した銘柄選定ルール

低コストで長期運用に向いている

特に、FIREやセミリタイアを考える人にとって、価格変動よりも、毎年どれくらい入ってくるかは重要なポイントとなります。
その視点で見ると、1577は実務的で優秀なETFとして挙げられます。


注意点と賢い使い方

高配当株には、金利上昇局面で価格が伸びにくいという弱点があります。(ただし配当利回りのバリアは効きます。)
そのため、ポートフォリオ全体を高配当ETFだけにするのは得策ではありません。

成長株ETFや全世界株式と組み合わせて、全体の20~40%程度を高配当枠にすると、安定性と成長性のバランスが取りやすくなります。


まとめ:1577は高配当戦略の教科書

1577 NF・日本株高配当70 ETFは、日本の高配当株投資をそのままパッケージ化したようなETFです。

  • 金融・商社・製造業を中心とした堅実な構成
  • 分散された銘柄配分
  • 継続的な分配金
  • 低コスト設計

これらはすべて、配当で生活を支えるという現実的な目標に向けた設計といえます。

資産形成のステージが増やすから守りながら使うへ移行しつつある人にとって、1577はポートフォリオの中核候補になり得るETFです。


高配当ETFの買い時とは。割安を見極めるタイミングを解説。

以下は、私も買い増しを継続しているETFです。

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