以下は、実体験を元にしたお話です。
半分事実、半分想像の…ネタ・短編小説としてお楽しみください…笑

給料日。
朝、口座に数字が並ぶのを見て少しホッとする。
でもその安堵は、ほんの数時間しか続かない。
家賃、光熱費、保険料、クレジットカードの引き落とし。
そして、積立NISA・特定口座の自動積立。
すべて引かれたあとに残るのは、わずかな生活費だけ。
「今月もカツカツやん…やばぁ…」とため息をつく。
これが、投資を始めたサラリーマンのリアル。
「貯金」から「投資」へ。でも現実は苦しい
ここ数年、積立NISAやiDeCoを始める人が急増。
その流れに乗って毎月コツコツ積み立てを続けていますが、実際にやってみると「投資貧乏」という言葉の意味がよく分かります。
給料が入った瞬間に自動で引き落とされる仕組みは確かに便利ですが、投資に回す比率が高すぎると、生活が圧迫されていきます。
飲み会への参加は減り、昼食はスーパーのおにぎり。
趣味の出費も後回し。
「投資は我慢の連続」とは聞いていましたが、実際に体験すると、想像以上に地味で地道な戦いなのです。
“将来の自分”を優先することの難しさ
投資は「未来の自分のため」にやるもの。
でも現実は、“今の自分”の犠牲のうえに成り立っています。
仕事で疲れて帰ってきても、「○日のクレカの引き落としが怖い…」と外食を我慢。
週末に家族を連れて出かけたいと思っても、「(来月の積立があるから)」と控えます。
将来の安心を買うために、今の生活を削る。
理屈ではわかっていても、心はついてこないことも…。
給料日が“自由の日”ではなくなった
社会人になりたての頃、給料日は特別な日でした。
少し贅沢をして、欲しかったものを買う日。
でも今は、給料日=自動積立の日。
スマホの通知で「○○円が積立されました」と出るたびに、「お金が働いてくれるんだ」と言い聞かせながら、実際には手元の残高を見て焦るのです。
「未来の自分に投資している」と頭では理解していても、“今の自分”には一銭も残っていないのです。
それでも止めない理由
それでも積立をやめないのは、将来に対する不安が常にあるから。目標とする資産額があるから。
老後、年金だけでは足りないことは誰もが知っています。
「今から少しずつでも増やしておかないと」という焦りや渇望があります。
だから、今が厳しくても続ける。
給料日が“終わりの日”みたいに感じても、そのお金は確かに自分の将来を作っているのです。
「投資貧乏」でもいい。継続こそが一番の資産
お金がない月もある。
我慢ばかりで心が折れそうなときもある。
でも、積立を続けてきた時間は、確実に自分の財産になっています。
投資を始めた頃は不安だらけだったけど、今は“使うお金”と“育てるお金”のバランスを少しずつ理解することができました。
貧乏に感じる月があっても、それでいい。
将来の自由を得るために、今を少しだけ耐える。
それが、サラリーマン投資家の現実であり、誇りでもあるのです。
以上、半分は事実、半分は想像の投資家あるあるです。笑
でも「投資してるのに貧乏」って、実は正しい道を歩んでいる証拠なんだと私は思います。
未来の自由を買っている今は、財布が軽いのは仕方ない。
それに、今の自分のほうが確実にお金と向き合ってるとさえ思います。
そう思うと、この“投資貧乏期間”も悪くありません。
むしろ、この時期を乗り越えた人が、本当のFIREに一歩近づいていくのかもしれませんね。
…読んでいただきありがとうございました。笑