株式投資 資産形成

株価暴落のときにやってはいけない行動5選|長期投資家が冷静でいるために

株価が大きく下がると、どうしても不安になります。
誰しも画面を見るたびに資産が減っていく数字が目に入ると、落ち着かない気持ちになるものです。

ただ、長く投資を続けているとこういう時期は必ず来るとも感じるようになります。

株式市場はこれまで、リーマンショックやコロナショック、金融危機、地政学リスクなど、何度も大きな下落を経験してきました。

そのたびにニュースやSNSでは、

「世界同時株安」
「株式市場は終わりや」
「〇〇ショック」

といった不安な言葉が並びます。

こういうときほど、投資家は冷静な判断が難しくなります。
そして実際に資産を減らしてしまう人の多くは、暴落そのものではなく焦った行動が原因であることが少なくありません。

そこで今回は、株価暴落のときにやってはいけない行動5選を整理してみます。


株価暴落のときにやってはいけない行動5選

行動なぜ危険か
怖くなって全部売る底値で損失を確定させてしまう
SNSの悲観論に飲み込まれる感情的な判断になりやすい
ルールなしのナンピン資金を急速に減らす可能性
毎日株価を見続ける冷静さを失いやすい
投資方針を急に変える長期戦略が崩れる

それぞれ見ていきます。


① 怖くなって全部売る

暴落時に最も多い失敗が、恐怖からの一括売却です。

株価が急落するとこれ以上下がったらどうしよう…という気持ちが強くなります。

その結果、とにかく売ってしまおうという判断をしてしまうことがあります。

しかし、株式市場の歴史を見ると、暴落は何度も起きていますが、長期では回復してきました。

例えば、

・リーマンショック(2008年)
・コロナショック(2020年)

どちらも当時は「市場の終わり」とまで言われましたが、その後株価は回復しています。

もちろん短期の値動きは予測できません。ただ、恐怖で売ってしまうと、底値付近で損失を確定させてしまう可能性があります。


② SNSの悲観論に飲み込まれる

暴落時のSNSは、どうしても極端な意見が増えます。

SNSは、強い言葉ほど拡散されやすい構造があります。

冷静な分析よりも、悲観的な意見の方が目立ってしまいます。

リスクを考えることは大切ですが、過度な悲観に引っ張られるのは危険です。

情報は参考にしつつも、最終的な判断は自分の投資方針に基づいて行うことが大切です。


③ ルールなしのナンピン

暴落時に安くなったから買うという考え自体は間違いではありません。

むしろ長期投資では、下落時の買い増しがリターンにつながることもあります。

ただし問題なのは、ルールなしのナンピンです。

下げ相場では、もう十分下がっただろうと思ったところから、もう一段階さらに下がることも珍しくありません。

資金配分が明確でない場合、どこまで下がったら買うかを決めていなかった場合、そもそも余力が少ない場合。

こうした状態でナンピンを続けると、資金が急速に減ってしまう可能性があります。

暴落時ほど、資金管理と分散、余力の確保といった基本が重要になります。


④ 毎日株価を見続ける

暴落時ほど、株価を何度も確認してしまいがちです。

朝起きてチェック、昼休みにチェック、夜もチェック。

ですが、短期の値動きを見続けると、どうしても感情に振り回されやすくなります。

特に長期投資の場合、数日や数週間の値動きは、本質的にはそれほど重要ではありません。

むしろ暴落時は、株価から少し距離を置き、ニュースを見すぎないといった姿勢の方が、冷静さを保ちやすいこともあります。


⑤ 投資方針を急に変える

暴落すると、投資方針を変えたくなるものです。

・成長株から高配当株へ
・日本株から米国株へ
・インデックスから個別株へ

ただ、暴落のタイミングでの方針変更は、感情の影響を受けていることが多いものです。

投資戦略は本来、投資目的と投資期間、リスク許容度などを考えて決めるものです。

短期の相場に合わせて戦略を変えてしまうと、長期の資産形成がブレてしまう可能性があります。


まとめ|暴落より怖いのは焦った行動

株価暴落は避けられません。投資をしている限り、何度かは必ず経験する出来事です。

ただ、長期投資において大切なのは暴落そのものより、暴落時の行動です。

今回紹介した行動を整理すると次の通りです。

やってはいけない行動ポイント
怖くなって全部売る底値で損失確定
SNSの悲観論に流される感情的な判断になる
ルールなしナンピン資金管理が崩れる
株価を見続ける冷静さを失う
投資方針を急に変える長期戦略が崩れる

株価が大きく下がると、不安になるのは自然なことです。

それでも、自分の投資方針は変わったのか、それとも株価だけが動いているのか。

と一度立ち止まって考えてみると、少し落ち着いて市場を見ることができるかもしれません。

長く市場に残る投資家と、途中で退場してしまう投資家。その違いは、暴落のときの行動にあるのかもしれません。


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