資産形成

【体験談】資産3,000万円を超えたら、労働意欲が著しく低下した話

今日は体験談です。

FIREを目指して資産形成を続けていると、いくら貯まれば気持ちが変わるのかという話を耳にすることがあります。

私自身、これまで資産形成を続けてきた中で、一つの大きな転換点になったと感じているのが資産3,000万円でした。

3,000万円でFIREできるわけではありません〈自分の場合〉。しかし、この金額を超えた頃から、仕事に対する考え方が大きく変わりました。

今回は、なぜ資産3,000万円が私にとって分岐点になったのかを振り返ってみます。


資産3,000万円で年間約120万円の配当金が入るようになった

当時の私は、高配当株を中心に資産形成を進めていました。

利回り4%程度で運用できれば、

  • 資産3,000万円
  • 配当利回り4%

この組み合わせで、

年間約120万円、月平均約10万円ほどの配当金が入ってきます。

税金を考えれば手取りは少し減るのですが、それでも、毎月約10万円という数字は、想像以上に心理的な安心感がありました。

最悪、生活費の一部は配当でまかなえそうやな。アルバイトや短時間勤務でも生活できるのでは…?

そんな考えが頭をよぎるのです。

それまでの私は、会社を辞めるという選択肢は現実味がありませんでした。

しかし、配当金という働かなくても入ってくる収入があることで、仕事は人生のすべてではないと思えるようになりました。


朝から夕方まで拘束される生活から早く抜け出したい

資産形成を始める前は、朝出勤して夕方まで働く生活を当たり前だと思っていました。

しかし、資産3,000万円を超えた頃から、この生活をあと何十年も続けるのだろうか。という疑問を持つようになりました。

もちろん仕事そのものが嫌いだったわけではありません。

ですが、時間は有限です。

毎日決まった時間に職場へ行き、自分の時間を切り売りする生活を、一日でも早く卒業したい。

そんな思いが以前よりずっと強くなり、仕事の途中に外を眺めることが増えました。

FIREを目指す理由は、お金持ちになることではありません。

時間を取り戻すことなのだと、この頃から強く感じるようになりました。


責任は増える。でも、それ以上を求めなくなった

ちょうど資産3,000万円を超えた頃、仕事でも責任ある立場を任されることが増えてきました。

役職や担当業務が増え、求められることも多くなります。

もちろん、任された仕事は最後まで責任を持ってやります。

それは今でも変わりません。

しかし一方で、評価のために必要以上に頑張る。残業をしてまで成果を追い求める。

そんな働き方には魅力を感じなくなりました。

給料が少し増えるよりも、家族と過ごす時間や、自分の自由な時間のほうが価値があると思うようになったからです。


長子が生まれ、今しかない時間の大切さを知った

ちょうど同じ頃、長子が生まれました。

子どもの成長は本当にあっという間です。

昨日できなかったことが今日できるようになり、一緒に遊んでくれる時間も限られています。

仕事を頑張れば収入は増えるかもしれません。

でも、子どもが幼い時間は、お金では買い戻せません。

もっと一緒にいたい。平日の夕方や休日だけでは足りない。

そんな思いを持つようになるのは自然な流れで、日に日にその思いは強くなっていきました。

FIREを目指す理由が、仕事から逃げたいではなく、家族との時間を増やしたいという方向へ変わっていったのも、この頃でした。


3,000万円は人生の選択肢が増える金額

3,000万円では完全なFIREは難しいでしょう。

しかし、

  • 配当金という安心材料ができる
  • 仕事だけに依存しなくて済む
  • 転職や時短勤務も現実的になる
  • 心に余裕が生まれる

このように、お金以上の価値を感じられるようになります。

資産がゼロの頃は、会社を辞める=収入ゼロという恐怖しかありませんでした。

でも資産3,000万円を超えると、会社を辞めても、何とかなる方法はあるかもしれない。と、思えるようになります。

この選択肢があるという感覚は、精神的に非常に大きな変化でした。

あれから6〜7年。今振り返って思うこと

あの頃は、とにかく一刻も早く仕事を辞めたいと思っていました。

あれから6〜7年が経ち、現在は資産も1.4億円を超え、税引き後の年間配当金は約400万円をいただけるようになりました。

当時と比べると、FIREまでの距離は大きく縮まりましたが、不思議なことにあのときすぐ辞めなくてよかったなと感じています。

もちろん、お金が増えたことも大きな理由です。

しかし、それ以上に仕事を通して得られた経験や人との出会い、自分自身の成長は、お金では買えない財産になっています。

責任ある仕事を任されたこと、同僚との関わり、苦労したからこそ得られた達成感。あの頃には見えていなかった価値が、今ではたくさんあります。

だからこそ、焦って辞めるのではなく、自分自身がもう心から十分だと安心し、満足できるところまで資産を積み上げてからFIREを達成したいと思っています。


まとめ

私にとって、資産3,000万円は単なる通過点ではありませんでした。

配当金が生活を少し支えてくれるようになり、仕事との向き合い方が変わり、人生で本当に大切にしたいものが見えてきた金額でした。

もちろん、仕事を軽視しているわけではありません。任された仕事は責任を持って取り組みたいと思っています。

ただ、資産形成が進んだからこそ、昇進や残業よりも、自分の時間や家族との時間を大切にしたいという価値観がより明確になりました。

FIREを目指す中で、資産3,000万円は自由への第一歩を実感できる節目だったと、今でも感じています。

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