FI(経済的自立)を達成してから、働き方に対する考え方が大きく変わりました。
30歳前後時代は、とにかく早く辞めたい!そのために全力で働くという発想でした。
しかし、FI達成直後に一度もう全力で働く必要はないと完全に力を抜いた時期があります。
ところが、わずか数ヶ月でこう感じました。
思ったより満たされないぞ…?
そこから試行錯誤して辿り着いたのが、70点くらいの働き方です。
(はじめに断っておくと、手抜き・サボりとは違いますので…笑)

働き方は0か100ではない
FIREの文脈では、フルタイムで働くor完全にリタイアするの二択で語られることが多いですが、実際はその間に広いグラデーションがあります。
自分の中でしっくりきたのが、全力ではないが、意味のある仕事は続けるというバランスです。
自分が意識していること
無理な仕事は引き受けない
以前は、上司から言われる仕事はなるべく全て引き受けたり、評価を意識(昇給につながる)するあまり、してもしなくてもよいとこにこだわり、時間を割いたりしていました。その結果、時間対パフォーマンスが低下するという悪循環に。
今は、無理そうなら「(言い方に気を付けつつ)ちょっと難しいですかね~。」と自分の意思ははっきりと伝えるようにしています。評価の良し悪しも全く気にしなくなり、7割くらいの出来で仕事はオッケーと割り切って調整しています。
結果的に、仕事の質は安定し、評価も相対的に高い評価を維持することができています。
人間関係で消耗しない
気難しい相手(そもそもほとんどいないのですが、ごくごくまれにいらっしゃいます。)に無理に合わせることをやめました。
例えば、返信頻度のコントロールや、必要最小限のやり取りにするといった距離感を意識しています。
辞めてもいいという前提があるだけで、無理に合わせるストレスはかなり減りました。
残業で稼がない
元々は残業はしない派でしたが、今でもそれは変わっていません。時間ではなく価値で評価される働き方を意識しています。
結果として、年収は大きく変わりませんが、仕事時間への満足度は高い状態です。
辞められる状態が生む余裕
FI達成後に最も大きく変わったのは、精神的な余裕です。
その結果、頑張りすぎない方がパフォーマンスが上がるという状態になりました。
お金の面でも合理的
この働き方は、経済的にも非常に合理的です。
さらに、日本特有のメリットも大きいです。
例えば、厚生年金に加入し続けると、国民年金のみの場合より将来受給額が増えます。
平均的な給与水準(標準報酬月額32万円程度)で40歳で完全リタイアした場合、65歳以降の年金が年間50万円近く減る試算もあります。
また、健康保険も会社と折半のため、個人で加入するより負担は軽くなります。
こうした制度面を考えると、働き続けること自体が一つの安定資産になるとも言えます。
デメリットと対策
もちろん、この働き方にもデメリットはあります。
ただし対策はシンプルです。
いつでも辞められる状態を維持することです。
そして、仕事量や関わり方を70点に調整することです。万一のときは、すぐにFIREモードに移行すればいい。
この前提があるだけで、働き方の自由度は大きく変わります。
まとめ
FI達成後の働き方に、唯一の正解はありません。
ただ、自分の中で一つ確信しているのは、全力で働き続ける必要も、完全に辞める必要もないということです。
週2〜3日、1日5時間くらいの働き方が理想やなぁ、といった内容のXの投稿を見かけましたが、現時点の私は凄く共感します。
ちょうどいい働き方を見つけることができれば、仕事は負担ではなく、人生を支える要素になります。
完全に辞めることよりも、負担を抑えつつ、社会とつながり続けることの価値を享受しながら、収入面でも、精神面でも、ちょうどいい働き方を見つけていければ何よりの幸せです。これからも、無理をしすぎず、それでいて手応えのある働き方を続けていきたいと思います。
そして私は、資産があってもあえて働くという選択をしています。
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