2025年9月29日、国内の金の店頭小売価格が史上初めて1グラム2万円を突破し、2万18円の最高値をつけました。 わずか2年ほど前の2023年8月に1万円を突破したタイミングから、さらに1万円上昇したことになります。 ここ数年、金の値上がりは非常に速く、従来であれば買い控えの傾向が出やすい水準ですが、現在も中央銀行や機関投資家、個人投資家を中心に購入ニーズが維持されています。 では、なぜ金価格はここまで上昇しているのでしょうか。その背景には複数の要因があります。 掘り下げてみていきましょう。 1. 米国の ...