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株式市場の歴史的暴落まとめ【原因と回復期間】長期投資家が知っておきたい市場の歴史

連日の株価下落が続いていますが、株式投資をしていると、必ずと言っていいほど暴落に出会います。

私自身が初めて本格的な暴落を経験したのは、2020年のコロナショックでした。

当時はJ-REITを比較的多く保有していたこともあり、保有資産はかなり大きく下落しました。
ホテル系や商業施設系のREITは特に下げが大きく、あれだけの下落は初めてだったので、株価を見ると「ええっ…これ大丈夫なんか?」と体が震えるような感覚になったことを覚えています。

ただ、その後の市場の動きを振り返ると、改めて思うことがあります。

市場は何度も暴落してきたが、そのたびに回復してきた。ということです。

これは単なる精神論ではなく、150年以上の株式市場の歴史が示している事実です。

FIREや長期投資を目指す投資家にとって、過去の暴落を知ることは非常に重要です。なぜなら、暴落のパターンを理解しておくことで、実際に起きたときに冷静に行動できるからです。

この記事では、株式市場の歴史的暴落を原因と回復期間という視点で整理し、投資家としてどのように向き合うべきかを考えていきます。

少し落ち着いた気持ちで、株式市場の歴史を眺めてみましょう。


株式市場の暴落とは何か

株式市場の暴落とは、一般的に株価指数が20%以上下落する状態(ベアマーケット)を指します。

原因はさまざまですが、大きく分けると次の3つに集約されます。

暴落の原因

  • バブル崩壊(過度な投機)
  • 金融システムの問題
  • 外部ショック(戦争・パンデミックなど)

興味深いのは、原因は毎回違うのに、回復するという結果はほぼ同じという点です。

つまり、暴落は株式市場の異常事態ではなく、むしろ歴史の中で繰り返されてきたイベントとも言えます。

長期投資家にとって重要なのは、暴落を避けることではなく、暴落とどう付き合うかなのかもしれません。


株式市場の歴史的暴落まとめ【原因と回復期間】

まずは主要な暴落を一覧で整理してみます。

暴落主な原因下落率回復期間
1929年 世界大恐慌投機バブル・信用取引過熱約-89%約25年
1987年 ブラックマンデープログラム売買・金融不安-22.6%(1日)約2年
2000年 ドットコムバブルIT株の過大評価NASDAQ -78%約5〜6年 
ナスダックは15年
2008年 リーマンショックサブプライム危機S&P500 -57%約5〜6年
2020年 コロナショックパンデミックS&P500 -34%約4〜8ヶ月
2022年 インフレショック金利上昇・戦争約-25%約1.5年

こうして並べてみると、いくつかの特徴が見えてきます。

暴落から読み取れる特徴

①古い暴落ほど回復に時間がかかる

②現代の暴落は回復が早い

③原因は毎回違う

しかし、結果はほぼ同じです。最終的に市場は回復してきました。

それではここからは、それぞれの暴落を簡単に振り返ってみましょう。


1929年 世界大恐慌

株式市場の歴史で最も有名な暴落です。

1920年代のアメリカは好景気に沸き、株式市場にも大量の資金が流入しました。しかし、その多くは借金を使った投資(レバレッジ)でした。

1929年10月、ブラックサーズデーと呼ばれる大暴落が発生します。

ダウ平均は最終的に約89%下落しました。

この暴落は株価下落にとどまらず、世界中に大恐慌を引き起こしました。失業率は25%まで上昇し、銀行の倒産が相次ぎます。

市場が完全に回復したのは1954年。実に25年後でした。

この出来事が教えてくれるのは、非常にシンプルです。

レバレッジは市場を壊す。

長期投資において、過度な借入を避けることはとても重要です。


1987年 ブラックマンデー

1987年10月19日、ダウ平均は1日で22.6%下落しました。

これは現在でも史上最大の1日下落率です。

原因の一つは、当時広がり始めたコンピューターによる自動売買(プログラム取引)でした。

自動売買による連鎖下落

株価が下がる

自動売りが発動

さらに株価が下がる

という連鎖が起きたのです。

ただし、この暴落は回復が非常に早く、約2年で元の水準に戻りました。

中央銀行の迅速な対応が大きかったと言われています。


2000年 ドットコムバブル崩壊

1990年代後半、インターネットの普及によってIT企業の株価が急騰しました。

しかし、実際には利益を出していない企業も多かったのです。

そして2000年、バブルが崩壊。

NASDAQ指数は約78%下落しました。

この暴落は投資家に重要な教訓を残しています。

それは「新しい技術」と「株価の正当性」は別物ということです。

どれほど未来が明るく見えても、企業の価値を冷静に見ることは大切です。


2008年 リーマンショック

2008年の金融危機は、世界経済を大きく揺るがしました。

原因はサブプライムローン問題です。

信用力の低い人への住宅ローンが大量に発行され、それが証券化されて世界中に広がりました。

リーマン・ブラザーズ破綻をきっかけに金融システムが崩れ、S&P500は約57%下落します。

回復には約5〜6年かかりました。

ただ、この危機のあと世界の中央銀行は金融緩和を進め、結果として長い株式上昇相場が始まりました。

危機のあとに新しい相場が始まる。これは歴史の中で何度も起きている現象です。


2020年 コロナショック

2020年、世界はパンデミックに直面しました。

ロックダウンによって経済活動が止まり、S&P500はわずか1ヶ月で34%下落します。

しかし、この暴落には驚くべき特徴がありました。

回復が史上最速だったのです。米国市場は半年ほどで回復しました。

その背景には、大規模金融緩和・財政刺激・ワクチン開発などがあります。

市場の回復力は、過去よりもむしろ強くなっているとも言えます。


暴落の歴史から見える3つの事実

歴史を振り返ると、いくつかの共通点が見えてきます。

① 暴落は必ず起きる

戦争、金融危機、パンデミック。

原因は毎回違いますが、暴落そのものは定期的に起きます。

つまり、次の暴落はいつか分からないが、必ず来るるということです。


② しかし市場は回復している

1929年以降、株式市場は何度も危機を乗り越えてきました。

長期チャートを見ると、暴落は確かにありますが、それ以上に成長の時間が長いことが分かります。


③ 暴落は長期投資家のチャンスでもある

株価が大きく下がると、多くの投資家は市場から離れます。

しかし長期投資家にとっては、優良企業を割安で買えるタイミングでもあります。

実際、リーマンショック後やコロナショック後に投資を続けた人は、大きなリターンを得ています。


長期投資家が暴落と向き合う方法

FIREや資産形成を目指す投資家にとって重要なのは、暴落を予測することではありません。

むしろ、暴落が来ても続けられる投資をすることです。

そのためには

  • 分散投資
  • 長期目線
  • 過度なレバレッジを避ける

といった基本が非常に大切になります。

市場は短期的には荒れますが、長期的には成長してきました。

この事実を知っているだけで、暴落時の見え方は少し変わります。


まとめ:暴落は株式市場の歴史の一部

株式市場の歴史を振り返ると、暴落は決して珍しい出来事ではありません。

むしろ株式市場の成長とセットで起きてきたイベントとも言えます。

世界大恐慌、ブラックマンデー、ドットコムバブル、リーマンショック、コロナショック。

そのたびに市場は混乱しましたが、最終的には回復してきました。

長期投資を続ける私たちにできるのは、未来を正確に予測することではありません。

ただ、歴史から学び、落ち着いて投資を続けることです。

株式市場は時に厳しい試練を与えてきます。しかし同時に、長期投資家には大きな果実も与えてきました。

暴落の歴史を知ることは、不安を減らすだけではなく、長期投資を続けるための静かな自信につながるのかもしれません。


株価が大きく下がると、どうしても不安になります。そんな時こそ、やらないことに目を向けることが大切です。

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