Xでに日曜日の恒例企画、FIRE自己紹介。第56回の今回は、
- あなたにとってFI(経済的自立)の条件は?
- あなたにとってRE(早期退職)の条件は?
というテーマで、多くの方がそれぞれの考えを書いていました。
いろいろな回答を見ていて面白かったのが、FIについては似たような答えが多かったのに、REになると一気に考え方が分かれていたことです。
FIREを目指している人でも、どこからがFIなのか、いつ会社を辞めるのかは、かなり異なります。
今回は、Xで見られた回答を整理しながら、自分自身のFIとREについても考えてみました。

FIの条件で多かったのは生活費の25倍
まず、FI(経済的自立)の条件として多かったのが、年間生活費の25倍の資産を持つことでした。
いわゆる4%ルールですね。
年間生活費が300万円なら7500万円。年間生活費が400万円なら1億円。年間生活費が500万円なら1億2500万円。
というように、自分の生活費から必要な資産額を計算します。
生活費25年分、生活費の25倍の資産というように、かなり明確に数字でFIを定義している人も多くいました。
4%ルールはFIREの代名詞とも言える数字ですのでFIREを考えるうえでは、非常に分かりやすい基準だと思います。
もう一つ多かったのは、不労所得で生活できること
一方で、資産額そのものよりも、資産から生まれる収入で生活費を賄えることをFIの条件にしている人も多かったです。
例えば、
- 配当金で生活費を賄える
- 働かなくても生活が回る
- 資産を取り崩さなくても生活できる
- 働かないと生活できない状態から抜ける
といった考え方です。
こちらは資産がいくらあるかよりも、毎年いくらのお金を生み出してくれるかを重視する考え方ですね。
個人的には、こちらの考え方寄りです。
1億円の資産があったとしても、その資産構成や生活費によってはまだ働かないと不安という人もいるでしょう。
逆に、資産収入が生活費を十分に上回っていれば、資産額そのものを細かく気にする必要がありません。
FIを働かなくても生活できる状態と考えるなら、こちらのほうが感覚的には分かりやすいのかもしれません。
サイドFIREなら条件はもう少し緩くなる
サイドFIREやバリスタFIREを考えている人からは、少し違った回答もありました。
例えば、
- 年間生活費×20程度
- 配当金+取り崩し+労働収入で生活費を賄う
- 週2~3日だけ好きな仕事をする
- 月10万円程度を自分で稼げればいい
といったものです。
この場合、資産だけですべての生活費を賄う必要はありません。
少し働いて収入を得ながら、資産からも収入を得る。これもFIREの一つの形だと思います。
FIRE=完全に一切働かないというわけではないんですよね。
REになると、考え方が一気に分かれる
FIについては、生活費の25倍あるいは、不労所得が生活費以上という比較的分かりやすい答えが多かった一方で、RE(早期退職)の条件になると、かなり個人差が出ていました。
大きく分けると、3つくらいのパターンがあるように感じました。
①FIを達成したらすぐ辞める
一番シンプルなのが、FIを達成したら辞めるという考え方です。
目標資産に到達したら退職する。FIとREをほぼ同じタイミングにする考え方です。
4%ルールなどを基準にしている人には、この考え方が比較的多い印象でした。
②お金のために働かなくてよくなったら辞める
お金のためだけに働かなくてよくなったらやめるという考え方も多く見られました。
これは資産額だけでは決まりません。十分な資産ができたことで、この仕事を続けなければ生活できないという状態から抜け出す。
そのうえで、それでも仕事をしたいのか?を考える。
平日に家族を優先して早く帰る。会社から何かを求められても、自分の人生を優先する。
仕事を続ける理由が生活のためではなくなる。そうなった時点で、REを考えるということです。
③完全退職ではなくサイドFIRE
そして、かなり多かったのはサイドFIREです。
週2~3日だけ働く。好きな仕事をする。
月10万円程度を稼ぐ。夫婦で少しだけ働く。
その代わり、家族との時間を優先する。これも立派なFIREの形だと思います。
むしろ、仕事を完全にゼロにするよりも、社会とのつながりを残しながら生活するほうが自分には合っているという人もいるでしょう。
週2~3日程度なら、社会とのつながりを維持できますし体を動かす機会にもなります。
そして何より、働くか、働かないかを自分で決められます。
ここにFIREの大きな意味があるように思います。
自分自身のFIの条件は、配当金で生活できること
では、自分の場合はどうなのか。
自分にとってのFIの条件は、配当金で生活費を賄えることです。
資産額ももちろん重要ですが、最終的には毎年どれだけのキャッシュフローを生み出せるかを重視しています。
現在、税引き後の年間配当金は470万円程度。
FIの一つの目安として考えているのは、年間600万円で、月にすると税引き後50万円。
これくらいの配当金があれば、かなり安心感があります。
生活費を配当金で賄えるだけでなく、余った分を再投資したり、家族との旅行に使ったりすることもできます。
そのため、自分の場合は4%ルールだから資産○億円というより、配当金が年間600万円程度になることを一つの大きなFIの条件にしています。
資産を毎年一定割合取り崩して生活する4%ルールより、基本的には配当金というキャッシュフローで生活費を賄うほうがしっくりきます。
REの条件は45歳・資産2億円・配当600万円
REについては、もう少し具体的です。
自分が今考えている条件は、45歳。そして、資産2億円。税引き後年間配当金600万円以上です。
この3つを大きな目標として考えています。
ただし、必ずしも2億円に届かなければ絶対に辞めないというわけではありません。
例えば、配当金が税引き後年間600万円まで到達していれば、資産額が多少届いていなくても、十分にREを検討できると思っています。
結局のところ、自分にとって重要なのは、会社を辞めても生活できること。
そして、会社を辞めるかどうかを自分で選べることだからです。
45歳になった時点で条件を満たしていれば、基本的には辞めるつもりです。
FIREしても、たぶん少しは働く
一方で、FIREしたからといって完全に仕事をゼロにするつもりもなく、負担の大きくない仕事を週2~3日程度する可能性はあると思っています。
これはお金が足りないから働くという意味ではありません。
社会とのつながりを持つこともできますし、体を動かすことにもなります。
家にずっといるより、少し仕事があったほうが生活にメリハリが出ます。
FIとREは別物
今回、Xでいろいろな回答を見て、改めて感じたのは、FIとREは別物なんだなということです。
FIは比較的、数字で考えられます。生活費の25倍、年間配当○万円、資産○億円など、自分なりの基準を設定できます。
一方でREは、数字だけでは決まりません。
資産が1億円でも辞めたい人はいる。2億円あっても仕事を続けたい人もいる。
完全に仕事を辞めたい人もいれば、週2~3日くらい働きたい人もいる。
50歳を早期退職の目安にする人もいれば、年齢を条件にしない人もいる。
つまり、FIはお金の問題だけれど、REはどう生きたいかの問題であるとも言えます。
FIREに正解はない
私自身は45歳、2億円、税引き後配当600万円というかなり具体的な目標を持っています。
ただ、当然ながらそれが全員にとっての正解ではありません。
生活費が違えば必要な資産額も変わります。家族構成も違います。
仕事に対する考え方も違います。完全に退職したい人もいれば、少し働きたい人もいる。
だからこそ、自分にとって、どこまであれば十分なのかを考えることが大切なのだと思います。
FIを達成したからといって、必ずREしなければならないわけでもありません。
REしたからといって、完全に仕事を辞めなければならないわけでもありません。
FIREは、決められたゴールに向かって全員が同じ道を走るものではないということです。
皆様にとっての、FIとREの条件は何でしょうか?コメントもお待ちしております(^^)
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