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三菱商事・伊藤忠・三井物産・住友商事・丸紅を比較|買うならどれ?【2026年最新版】

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事。

日本を代表する企業であり、就活ではトップクラスの人気を誇る、まさにエリート集団です。

しかし、投資対象として見てみると、

結局、5大商社は何が違うの?

今から買うならどの商社?

バフェットが買っているから気になるけど、もう遅い?

と迷う人も多いのではないでしょうか。

私自身、商社株には2021年頃から投資しており、現在は、

  • 伊藤忠商事:500株
  • 三井物産:200株
  • 三菱商事:200株
  • 兼松:200株
  • 双日:20株

を保有しています。

丸紅も同じ頃に保有していたのですが、途中で売却してしまいました。

これは今振り返ると、かなりもったいなかったと感じています。

というのも、この数年間の商社株は株価上昇による含み益だけでなく、増配によって受け取れる配当金まで増えてきたからです。

保有していて売らなければよかったではなく、売らなくてよかったと感じる銘柄が多いのが商社株です。

さらに世界最高峰の投資家であるウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイも、日本の5大商社への投資を続けています。

今回の記事では、2026年度第1四半期決算をもとに、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事の5社を比較し、今から買うならどこが面白いのかを考えてみます。

先に私の結論を言ってしまえば、どこか1社だけを選んで乗り換えるというより、それぞれの特色を理解したうえで、5大商社という強い企業群に長く乗り続けたいと考えています。

FIREを目指す私にとっても、今後売却するつもりはありません。


そもそも5大商社とは?

5大商社とは、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事の5社を指します。

「商社」という名前から、海外から商品を仕入れて日本で販売する会社というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、現在の総合商社の事業はそんな単純なものではありません。

資源、エネルギー、食品、機械、金融、物流、不動産、インフラ、IT、ヘルスケアなど、世界中のさまざまな事業に投資しています。

ある意味では、巨大な事業ポートフォリオを持つ投資会社のような存在です。

だからこそ、世界最高峰の投資家であるバフェット氏が日本の商社に注目したことにも納得できます。

以前の記事でも、バフェットが日本株を買う理由について詳しく紹介しています。

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また、バークシャーは一時的に商社株を買ったわけではありません。

5大商社すべてを長期保有し、三井物産や丸紅については保有比率を10%超まで引き上げています。

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バフェットが何年にもわたって買い続けていることは、商社株を考えるうえで非常に興味深いポイントです。


5大商社の2026年度第1四半期決算を比較

まずは今回の決算をざっくり比較してみます。

三菱商事三井物産伊藤忠商事丸紅住友商事
1Q純利益2,985億円2,941億円2,938億円1,864億円1,901億円
前年同期比+47%+53%+3%+21%+11%
通期進捗率27%32%31%32%30%
通期純利益予想1兆1,000億円9,200億円9,500億円5,400億円6,300億円
年間配当125円140円160円115円160円相当
予想PER15~16倍約14.5倍約13.8倍約15倍約11.8倍
PBR約1.8倍約1.5倍約2.0倍約2.0倍約1.6倍
配当利回り約2.6%約3.0%約2.7%約2.2%約3.1%
※数値は2026年7月末時点の資料をもとに作成。株価変動などによりPER・PBR・配当利回りは変化します。

まず目につくのは、5社すべてが増益ということで、商社株全体の強さが分かります。

ただし中身を見ると、各社でかなり特色が違いますので、ここから一社ずつ見ていきます。


三菱商事|利益規模トップ、上方修正にも期待

まずは三菱商事。第1四半期純利益は2,985億円。前年同期比では47%増となりました。

通期純利益予想は1兆1,000億円で、進捗率は27%。

今回の5社では利益規模が最も大きく、まさに総合商社の王道ともいえる存在です。

特に三菱商事は、

  • 原料炭・銅価格の上昇
  • LNG関連
  • サーモン養殖
  • アジア自動車事業

などが利益を押し上げています。

基礎営業キャッシュフローも3,412億円と前年同期比36%増。

さらに年間配当は125円予定で前期比25円増配で、増配もしっかり続いています。

一方で注意したいのは、やはり資源価格の影響です。

資源価格が上昇する局面では非常に強いですが、逆風になれば業績への影響も受けます。

とはいえ、現在の進捗を考えると通期予想の上方修正にも期待したくなる決算でした。

三菱商事はこんな人に向いている

商社株の王道を長期保有したい人。

そして、資源価格上昇の恩恵も受けながら利益成長と増配を狙いたい人には魅力的だと思います。


三井物産|決算・割安・株主還元のバランスが良い

個人的に今回かなり良いと感じるのが三井物産です。

第1四半期純利益は2,941億円。前年同期比では驚異の53%増益となりました。

通期予想9,200億円に対する進捗率は32%。金属資源、エネルギー、自動車など幅広い事業が増益となっています。

基礎営業キャッシュフローも2,809億円で前年同期比30%増。

さらに魅力的なのが株主還元

年間配当は140円予定で前期比25円増配。加えて、自社株買い2,000億円も実施しています。

しかも予想PERは約14.5倍、PBRは約1.5倍。

他の商社と比べても極端な割高感がなく、決算、配当、自社株買い、バリュエーションの4つのバランスが非常に良い。

今回の5社を比較した場合、どれか1社選んでと言われれば有力候補になる銘柄だと思います。

三井物産はこんな人に向いている

成長だけでなく、配当・自社株買い・割安感までバランスよく求めたい人。

どの商社を選べばいいか分からないという人にも比較的選びやすい銘柄だと思います。


伊藤忠商事|非資源の強さが最大の武器

伊藤忠商事は他の商社とは少し違います。

第1四半期純利益は2,938億円。前年同期比では3%増と、他社と比較するとやや地味に見えます。

しかし、伊藤忠の強みは利益の伸び率だけではありません。

最大の特徴は非資源分野の強さです。

ファミリーマート、CTC、食品、繊維など、私たちの生活に近い事業を数多く抱えています。

基礎収益は2,495億円で前年同期比38%増。非資源・資源ともに38%増となっており、利益の質はかなり良い印象です。

年間配当も160円予定で40円増配。さらに3,000億円規模の自社株買いも予定されています。

ただし、その強さはすでに市場から高く評価されており、PBRは約2倍と5大商社の中でも評価が高い銘柄です。

伊藤忠商事はこんな人に向いている

資源価格への依存を抑えながら、長期的な利益成長を狙いたい人。

景気や資源価格の変動が怖い人にも、5大商社の中では比較的持ちやすい存在だと思います。

私自身も500株保有しており、今後も売却するつもりはありません。


丸紅|勢いは抜群。ただし株価上昇も大きい

丸紅の第1四半期純利益は1,864億円。前年同期比21%増です。

通期予想5,400億円に対する進捗率は32%。

特に非資源分野が過去最高益となっており、航空機アフターマーケット、リース、化学品、農業資材、電力など幅広い事業が好調です。

基礎営業キャッシュフローも2,499億円で62%増と勢いはかなり強いです。

さらに年間配当は115円予定で15円増配。

自社株買い1,450億円に加え、追加1,000億円を発表しており、合計2,450億円規模となっています。

非常に強い株主還元です。

ただし問題点は、株価もかなり上昇していることです。

PER約15倍、PBR約2倍まで評価されており、以前の割安な丸紅とは少し状況が変わってきています。

実は私も2021年頃に丸紅を保有していました。

しかし、途中で売却…。

今となっては完全に、あのまま持っておけばよかった……と思っています。

株価上昇だけでなく増配まで考えると、長期保有の強さを改めて実感します。

丸紅はこんな人に向いている

現在の業績モメンタムを重視したい人。

ただし株価上昇もかなり進んでいるため、バリュエーションを確認しながら買いたい銘柄です。


住友商事|5社では割安感が目立つ

最後が住友商事です。

第1四半期純利益は1,901億円。前年同期比11%増となりました。

通期純利益予想6,300億円に対する進捗率は30%。

CSK、デジタル・AI、鋼・アルミ、半導体材料などが利益を押し上げています。

年間配当は160円相当。前期比では40円の増配となります。

そして住友商事の面白いところがバリュエーション。

予想PERは約11.8倍。5大商社の中ではかなり割安感があります。配当利回りも約3.1%。

一方、大型投資によってNet DERが上昇しており、財務面は確認しておきたいところです。

大型投資が今後どれだけ利益につながるかが重要になります。

住友商事はこんな人に向いている

現在の株価水準で割安感を重視する人。

配当利回りも含め、今後の利益成長を待ちながら長期保有したい投資家には面白い存在です。


5大商社を比較すると結局どれがいい?

ここまでの特徴をかなりシンプルにまとめると、私は次のように見ています。

重視するポイント注目したい商社
利益規模・資源高三菱商事
総合力・株主還元三井物産
非資源・安定成長伊藤忠商事
業績モメンタム丸紅
割安感・配当住友商事

こうやって見ると、この1社だけが圧倒的に優れているという話ではないんですよね。

それぞれ違った魅力があるところが、5大商社への投資の面白さだと思います。


相場環境によって有利な商社も変わる

相場環境によって強い商社は変わります。

原油・銅など資源価格が上昇するなら、三菱商事や三井物産、丸紅。

円高や景気減速が意識されるなら、非資源・生活消費関連の比率が高い伊藤忠や住友商事、三井物産が相対的に注目されやすくなります。

そして今後、AI・データセンター投資が続けば、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事などにも恩恵が期待できます。

今一番強い商社が永遠に一番強いわけではありません。これも私が商社株を1社に絞る必要はないと考える理由です。


FIRE目線で商社株を考えるなら?

私が商社株を好きな理由の一つが、増配力です。

FIRE後に配当金を生活費の一部として使うことを考えれば、単純に今の配当利回りが高いというだけでは不十分です。

重要なのは、10年後、20年後にどれだけ配当金が増えているか。

商社各社は近年、増配に加えて大規模な自社株買いも積極的に実施しています。

今回も、三菱商事は25円増配。三井物産は25円増配。

伊藤忠商事は40円増配。丸紅は15円増配。住友商事は40円増配相当。

株価が上昇して含み益が増え、それと同時に配当金まで増えていく。

長期投資家としては、かなりありがたい展開です。

だから私は商社株について、利益と配当が成長している限り持ち続けるという考え方をしています。


私なら今後どう投資する?

今回5大商社を比較してみましたが、私の結論としては、

それぞれの特色を理解したうえで、商社という強い企業群への投資を続けていきます

私自身、2021年頃から伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、兼松,、双日などを保有してきました。

この数年間だけでも商社株の含み益はかなり大きくなりましたが、それ以上に嬉しいのが、やはり増配。

株価が上昇しているだけなら、そろそろ売ろうかなぁ~という気持ちになるかもしれませんが、企業が稼ぐ力を高め、その利益を増配や自社株買いとして株主へ還元してくれるのであれば、私にとって売却する理由はほとんどありません。

むしろ丸紅を途中で売ってしまった経験から、優良企業を早く売りすぎることのリスクを実感しています。

だから現在保有している商社株については、FIREを見据えても売却するつもりは一切ありません。

だがしかし、これからさらに個別の商社株をどんどん買い増すかというとそうではなく、2529などのETFを活用したいと考えています。

商社株を組み入れた高配当ETFなどを購入すれば、結果的に5大商社への投資を続けることができます。

どの商社が10年後に一番伸びるのかは分かりません。

だったら、どこが勝つかを当てにいくのではなく、日本を代表する商社全体の稼ぐ力に乗るという方法を取りたいと思っています。


バフェットが5社すべてを買っている意味

そして忘れてはいけないのが、バフェット氏です。

バークシャー・ハサウェイは三菱商事だけでも、伊藤忠だけでもなく、5大商社すべてに投資しています。

どこか1社の将来を当てるのではなく、日本の商社というビジネスモデルそのものを評価しているとも考えられます。

低いバリュエーション。安定したキャッシュフロー。増配。自社株買い。世界中に広がる事業。

そして資本を適切な場所へ配分する力。

こうした特徴は、バフェット氏が好んできた企業の条件とも重なります。

そして今回の決算を見ても、5社すべてが増益で、商社の稼ぐ力は依然として健在。

私たち個人投資家がバフェットとまったく同じ投資をする必要はありませんが、世界トップクラスの投資家が長期保有を前提に5社すべてを買っているという事実は、商社株への投資を考えるうえで一つの参考になると思います。


まとめ|商社の稼ぐ力に長く乗り続けたい

今回は、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事の5大商社を比較しました。

今回の決算を見る限り、

ポイント

三菱商事は利益規模が大きく、上方修正にも期待。

三井物産は決算・割安感・株主還元のバランスが良い。

伊藤忠商事は非資源を中心とした質の高い成長。

丸紅は業績モメンタムが非常に強い。

住友商事は割安感と配当利回りが魅力。

それぞれ違った強みがあるので、買うならどれ?という問いに対して、無理に1社だけを選ぶ必要はないと思っています。

商社株は、就活でも日本屈指の優秀な人材が集まる世界です。

そして、その人たちが世界中で事業を展開し、資源、食品、インフラ、金融、ITなど、あらゆる場所から利益を稼いでくれます。

個人投資家としては、その稼ぐ力に株主として乗らない手はない。これが私の商社株に対する考えです。

2021年頃から保有してきて、含み益は大きくなりました。配当金も増えました。

だからこそ現在保有している商社株は、FIRE後も含めて長く持ち続け、今後は個別株だけでなくETFも活用しながら、5大商社への投資を継続していくつもりです。

株価の上昇を楽しみながら、増配によって毎年受け取れるお金も増えていく。

商社株は、長期投資・配当投資と非常に相性のいい存在だと改めて感じています。

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