毎月分配型ETFが、ここ最近X(旧Twitter)でも大きな話題になっています。
・毎月分配金がもらえるなら、配当金生活に近づけそう。
・利回りが10%を超えるETFって本当に大丈夫?
・結局、563A・2865・452A・2868のどれを買えばいいの?
このように感じている方も多いのではないかと思います。
私自身も、高配当株やETFからの配当金・分配金で将来的にFIREを目指して資産運用を続けています。
その中で2026年7月から投資を始めたのが、563A(Global X NASDAQ100 デイリー・カバードコールETFです。現在は約2,500株を保有しており、今後も資産全体とのバランスを見ながら運用を続けていく予定です。若干高値掴みした感は否めませんが…笑
この記事では、国内で購入できる代表的な毎月分配型ETFである
- 563A
- 2865
- 452A
- 2868
の4商品を比較し、それぞれの特徴や違い、私ならどれを選ぶかについて解説します。

なお、この記事はトータルリターンを最大化するETFを選ぶというよりも、毎月キャッシュフローを得るという視点で比較しています。
結論|私なら563Aを選びます
最初に結論です。
私なら563A(Global X NASDAQ100 デイリー・カバードコールETFを選びます。
理由は大きく4つあります。
もちろん、毎月分配型ETFは万能ではありません。
資産形成期の主力商品というよりは、ある程度資産を築いた後に毎月のキャッシュフローを得るための商品だと考えています。
だからこそ、私自身も総資産の3%以内を目安に保有しています。
30秒で分かる!4商品の比較早見表
「結局どれを選べばいいの?」という方は、まずはこちらをご覧ください。
| こんな人におすすめ | おすすめETF |
|---|---|
| 総合的に一番おすすめ | 🥇563A |
| NASDAQ100へ投資したい | 563A・2865 |
| S&P500へ投資したい | 452A・2868 |
| 分配金を最優先したい | 2865 |
| 成長性もある程度期待したい | 563A |
| 低コストを重視したい | 563A |
私自身は毎月分配金を受け取りながらも、NASDAQ100の成長をある程度取り込みたいという考えなので、563Aを選んでいます。
563A・2865・452A・2868を比較
まずは4商品の違いを一覧表で比較してみます。
| 項目 | 563A | 2865 | 452A | 2868 |
|---|---|---|---|---|
| 正式名称 | GX NASDAQ100 デイリー・カバードコールETF | GX NASDAQ100 カバード・コールETF | iシェアーズ S&P500 プレミアムインカムETF | GX S&P500 カバード・コールETF |
| 投資対象 | NASDAQ100 | NASDAQ100 | S&P500 | S&P500 |
| カバードコール | デイリー | 月次100% | 月次1%OTM | 月次 |
| 分配頻度 | 毎月 | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
| 参考利回り | 約15%(目標) | 約9.62% | 約10%超 | 約8.74% |
| 信託報酬 | 0.2775%程度 | 0.6275%程度 | 0.4950%程度 | 0.6385%程度 |
| 成長期待 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| おすすめ度(私) | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
比較すると分かるように、563Aは4商品の中でも信託報酬が低く、NASDAQ100の成長性も期待できる点が魅力です。
一方で、2865や2868はより分配金重視、452AはS&P500へ投資しながらプレミアム収入を狙う商品という違いがあります。
カバードコールETFとは?初心者向けに仕組みを解説
毎月分配型ETFって、なぜこんなに分配金利回りが高いの?と疑問に思った方もいるかもしれません。
その理由は、今回紹介した4商品がカバードコール戦略を採用しているためです。
少し難しく聞こえますが、イメージとしては将来の値上がりの一部を手放す代わりに、オプションプレミアムという収益を受け取る仕組みです。
例えば、NASDAQ100やS&P500が大きく上昇した場合、本来であればその値上がり益をすべて受け取れる可能性があります。
しかし、カバードコールETFでは、あらかじめコールオプション(買う権利)を売ることでプレミアム収入を得るため、その分だけ大きな値上がりの恩恵は受けにくくなります。
一方で、市場が横ばいだったり緩やかに上昇したりする局面では、このプレミアム収入が分配金の原資となり、高い利回りにつながることがあります。
つまり、カバードコールETFは、
- 大きな値上がり益は狙いにくい
- その代わり毎月の分配金を受け取りやすい
という特徴を持った商品です。
このため、資産を大きく増やしたい人よりも、毎月安定したキャッシュフローを得たい人に向いているETFとなります。
なお、563Aは一般的な月次カバードコールとは異なり、デイリー・カバードコール戦略を採用しています。
毎日オプション戦略を組み直すことで、従来のカバードコールETFよりもNASDAQ100の値動きに追随しやすい設計を目指している点が特徴です。
もちろん、市場環境によって期待どおりの値動きにならない可能性もありますが、分配金だけでなく、ある程度の成長性も期待したいという投資家にとっては魅力的な選択肢の一つだと考えています。
それぞれのETFの特徴
563A(Global X NASDAQ100 デイリー・カバードコールETF)
2026年に設定された比較的新しいETFです。
NASDAQ100を対象に、デイリー・カバードコール戦略を採用していることが最大の特徴です。
従来のカバードコールETFは、オプションを売却する代わりに株価上昇の恩恵を受けにくいという弱点がありました。
一方、563Aは毎日のオプション戦略を採用することで、分配金を確保しながらも上昇局面では指数への連動性をある程度残すことを目指しています。
さらに信託報酬は約0.28%と比較的低く、コスト面でも魅力があります。
私自身もこの点を評価し、7月から買い増しを続けています。
2865(Global X NASDAQ100 カバード・コールETF)
2865はNASDAQ100を対象としたカバードコールETFです。
毎月分配型ETFの中では知名度が高く、多くの投資家に利用されています。
特徴は、NASDAQ100へ投資しながら毎月カバードコールを行うことで、高い分配金を目指していることです。
一方で、株価が大きく上昇した局面では、その上昇分を取り切れない可能性があります。
値上がり益よりも毎月の分配金を重視したいという方には向いているETFと言えるでしょう。
452A(iシェアーズ S&P500 プレミアムインカムETF)
452Aは、S&P500を対象とした毎月分配型ETFです。
プレミアムインカムの獲得を目的としており、毎月安定した分配金を目指しています。
NASDAQ100ではなくS&P500へ投資したい方にとっては、有力な選択肢になるでしょう。
一方で、S&P500自体はNASDAQ100と比べると値動きが比較的穏やかなため、大きな成長を期待する商品ではありません。
2868(Global X S&P500 カバード・コールETF)
2868は、S&P500を対象としたGlobal Xの毎月分配型ETFです。
イメージとしては、2865のS&P500版と考えると分かりやすいでしょう。
分配金重視の運用を行うため、インカムゲインを重視する投資家から人気があります。
一方で、株価の大幅な上昇局面では、通常のS&P500 ETFほどの値上がりは期待しにくい点には注意が必要です。
チャートを見ると、それぞれの個性が見えてくる
今回、4商品のチャートを比較してみると、それぞれの戦略の違いが値動きにも表れていることが分かります。
563A

2865

452A

2868

2865と2868は設定から時間が経っており、運用実績も積み上がっています。一方で563Aは設定されたばかりのため、長期で評価するにはもう少し時間が必要でしょう。
それでも、NASDAQ100を対象とした563Aは、上昇相場で指数への追随をある程度残すことを目指しているだけあり、今後の値動きにも注目しています。もちろん、将来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、私は分配金だけでなく、成長性も少し期待したいという考えから563Aを選びました。
年間100万円投資した場合の分配金シミュレーション
毎月分配型ETFに投資すると、実際どれくらいの分配金が受け取れるのか。
そんなイメージを持ちやすいように、100万円投資した場合の年間分配金を税引前として単純計算してみます。
※利回りは執筆時点の参考値・目標値をもとにした試算です。将来の分配金を保証するものではありません。
| 銘柄 | 参考利回り | 年間分配金(税引前) | 月平均 |
|---|---|---|---|
| 563A | 約15.0% | 約150,000円 | 約12,500円 |
| 452A | 約10.0% | 約100,000円 | 約8,300円 |
| 2865 | 約9.62% | 約96,200円 | 約8,000円 |
| 2868 | 約8.74% | 約87,400円 | 約7,300円 |
例えば300万円投資した場合は、563Aなら年間約45万円(月約3.7万円)の分配金が期待できます(税引前・単純計算)。
もちろん分配金は毎月一定ではなく、市場環境やオプションプレミアムによって変動します。しかし、毎月お金が入ってくるという安心感は、インデックスETFにはない魅力ですね。
私が563Aを約2,500株保有している理由
私は2026年7月から563Aへの投資を始め、現在は約2,500株を保有しています。
とはいえ、今後もどんどん買い増すと決めているわけではなく、今後は相場や分配金の状況を見ながら、買い増すか、そのまま保有を続けるかを判断していく予定です。
また、563Aは魅力的なETFだと考えていますが、資産を集中させるつもりはありません。
私の中では、この手の商品は多くても総資産の5%以内を一つの目安にしています。
高利回りだからといって偏った運用をするのではなく、日本株や米国ETF、高配当株などと組み合わせることで、資産全体のバランスを保ちたいと考えています。
毎月分配型ETFは資産形成期には向いている?
ここは少し意見が分かれる部分かもしれませんが、私自身の考えとしては、資産形成期のメイン投資にはあまり向いていないと思っています。
理由は、毎月分配型ETFは資産を大きく増やすよりも、毎月現金を受け取ることを重視した商品だからです。
長期で資産を最大化したいのであれば、S&P500やNASDAQ100のインデックスETFへ配当を出さずに再投資してもらう方が、効率は高くなりやすいでしょう。そのため、投資を始めたばかりの方や、これから資産を増やしていく段階の方は、インデックス投資を優先するという考え方にも納得できます。
一方で、資産がある程度育った後は話が変わります。
FIREや準FIREとの相性は良いと思う
資産が大きくなると、資産を増やすことだけでなく、資産から収入を得ることの重要性が高まっていきます。
毎月分配型ETFは、その役割を担ってくれる商品だと感じています。
受け取った分配金は、
- 高配当株の買い増し
- インデックスETFへの再投資
- 暴落時の待機資金
- 家族との外食や旅行費
など、自由に使うことができます。
私はこれを、少しずつ利益確定をしながらキャッシュフローを生み出してくれる商品という感覚で保有しています。
当然ながら、毎月分配型ETFだけで資産運用をするつもりはありません。
インデックスETFや高配当株を軸にしながら、その一部として毎月分配型ETFを組み合わせることで、資産全体の安定感も高まると考えています。
よくある質問(FAQ)
Q. 毎月分配型ETFはNISAで買えますか?
執筆時点では、今回紹介した4商品はいずれもNISAの対象外です。購入する際は課税口座での運用となります。
Q. 分配金はずっと同じ金額ですか?
いいえ。分配金は市場環境やオプションプレミアムなどによって変動します。利回りは将来を保証するものではありません。
Q. 毎月分配型ETFだけでFIREはできますか?
理論上は可能ですが、私はおすすめしません。
資産形成の効率を考えると、インデックスETFや高配当株と組み合わせる方が、リスクを分散しやすくなると考えています。
Q. 私ならどれを選びますか?
現時点では563Aです。
NASDAQ100の成長性をある程度取り込みながら、高い分配金も期待でき、さらに信託報酬が比較的低い点を評価しています。
まとめ|私なら563Aを選びます
563A・2865・452A・2868は、どれも毎月分配金を受け取れる魅力的なETFです。
ただし、それぞれ特徴は異なります。
というように、自分の投資目的に合わせて選ぶことが大切です。
私自身は現在約2,500株の563Aを保有していますが、今後も総資産の3%以内を目安に運用を続ける予定です。
毎月分配型ETFは、資産形成を加速させるための商品というよりも、築いた資産から毎月キャッシュフローを生み出すための商品だと考えています。
資産形成期にはインデックス投資を軸にしつつ、資産が育ってきた段階でポートフォリオの一部に組み入れる。私はそのような使い方が、毎月分配型ETFの魅力を最も活かせる方法ではないかと考えています。
関連記事


