株式投資

NT倍率が過去最高水準へ|日経平均+1800円でも持ち株は無風?高配当投資家が置いていかれた理由

今週の日本株市場は、日経平均が大きく反発しました。

5月21日には+1,879円、5月22日にも+1,654円と急上昇し、日経平均は6万3,000円台を回復する場面もありました。

Googleより画像引用

ニュースやSNSでは日本株強すぎる、最高値更新が見えてきたといった声も増え、市場全体が盛り上がっているように見えます。

しかしその一方で、多くの個人投資家から聞こえてきたのが、

「日経は上がってるのに、自分の持ち株は全然上がらない…」
「むしろマイナスなんだけど?」

という無風感。

実際、これは気のせいではなく、今週の上昇は、かなり偏りの強い相場だったように思います。

日経平均だけが強かった理由

まず大前提として、日経平均は価格加重平均です。

つまり、時価総額ではなく株価そのものが高い銘柄の影響を強く受ける指数です。

そのため、ソフトバンクグループや半導体関連など、一部の値がさ株が急騰すると、他の銘柄があまり動いていなくても日経平均だけは大きく上昇します。

キオクシアやソフトバンクグループが大きく跳ねた今週はまさにその典型でした。

今週の主役はAI・半導体関連

特に市場を引っ張ったのが、

  • ソフトバンクグループ(Arm・OpenAI期待)
  • キオクシア(NAND市況改善・資金集中)
  • 半導体関連銘柄

など、AIテーマに関連する大型株。

さらに、海外投資家の買いもAI・半導体に集中。NVIDIA関連の好材料も追い風となり、とにかくAIに資金が集まる相場になっていました。

加えて、中東情勢への過度な警戒感がやや後退し、イラン情勢緩和期待から原油価格が落ち着いたことも、リスクオンムードを後押ししました。

一方で、高配当株やJリート、バリュー株、内需株などは比較的穏やかな動きでした。

もちろんTOPIXも一定程度は上昇していましたが、日経平均ほどのインパクトではありません。

つまり、多くの個人投資家が保有しているインカム中心のポートフォリオは、指数ほど恩恵を受けにくかったわけです。

NT倍率の上昇が無風感を生んだ

そもそも、なぜ日経平均だけがここまで強く見えるのか?を理解するには、日経平均とTOPIXの違いを知っておくことが重要です。

同じ日本株の指数でも、この2つは計算方法や値動きの特徴がかなり異なります。

項目日経平均株価(日経225)TOPIX(東証株価指数)
対象銘柄東証プライムの主要225銘柄東証プライム全銘柄
計算方法価格加重平均時価総額加重平均
影響が大きい銘柄値がさ株(SBG・半導体など)時価総額が大きい企業
特徴一部銘柄で指数が大きく動きやすい日本株市場全体を反映しやすい
最近の傾向AI・半導体主導で急騰しやすい比較的穏やかな上昇
個人投資家との近さテーマ株寄り個人の分散PFに近い
向いている人成長株・テーマ株重視広く日本株に分散したい人

こうした違いがあるため、今週のようにAI・半導体など一部の値がさ株へ資金が集中すると、日経平均だけが大きく上昇しやすくなります。

ここ最近の相場では、NT倍率(日経平均÷TOPIX)が過去最高水準を更新しています。

NT倍率の半年チャート(SBI証券より画像引用)

これは簡単に言えば、日経平均だけが異常に強いという状態です。背景にあるのは、ご存じの通り一部大型成長株への資金集中です。

TOPIXは時価総額加重平均なので、日本市場全体の動きを比較的素直に反映します。

ポイント

  • 日経平均 → AI・値がさ株の影響を強く受ける
  • TOPIX → 日本株全体の温度感に近い

個人投資家のポートフォリオは、どちらかと言えばTOPIX寄りになりやすいため、指数は爆上げなのに自分は無風という現象が起きやすくなります。

高配当投資家ほど置いてけぼり感が強かった

今回特にフラストレーションを感じやすかったのが、高配当・インカム重視の投資家だったと思います。なぜなら、資金が将来の成長期待に集中していたからです。

AI・半導体関連にはFOMO(取り残される恐怖)も加わり、さらに資金が集中。

逆に、配当利回り重視・安定業績重視・分散投資重視のポートフォリオは、短期的には地味な値動きになりやすい状況でした。

ただし、高配当株には景気後退局面で比較的下落耐性が高いという強みもあります。長期では配当再投資による複利効果が効いてきます。

今後の対策・心構え

今回の相場で、自分のポートフォリオを見直したくなったという人も多いと思いますが、焦ってAI関連へ全力で乗り換えるのは危険です。

重要なのは、テーマ分散をどう考えるかです。

① 指数を組み合わせる

最近は、日経225ETFとTOPIXETFを組み合わせる投資家も増えています。

値がさ株主導の上昇にもある程度乗りつつ、日本市場全体にも分散できるからです。

② AIテーマを完全に避けない

高配当株をコアにしつつ、成長株を10〜20%程度サテライトで持つという考え方もあります。

全部AIに寄せる必要はありませんが、全く持っていない状態だと、今回のような相場で置いていかれやすくなります。

③ 指数より自分の目的を見る

日経平均だけを見ていると、どうしても焦りやFOMOを感じやすくなります。

ですが、本来見るべきなのは、配当収入やトータルリターン、長期の資産形成など、自分の投資目的です。

チャートで見たいポイント

今回の相場を理解するうえでは、以下のチャートを見るとかなり分かりやすいです。

  • 日経平均 vs TOPIX の比較チャート
  • NT倍率の推移
  • 日経寄与度ランキング(SBG・半導体関連)
  • 値上がり銘柄数 / 値下がり銘柄数

「指数は強いのに、実際には下落銘柄も多かった」という構図が見えてきます。


掲示板風まとめ

日経上がってるのにPF無風の声多数

1: 風吹けば名無し
日経平均1654円高なのに、私の持ち株はほとんど無風…高配当株が動かない。

2: 風吹けば名無し
日経爆上げでもポートフォリオ無風。SBGとキオクシアだけが指数を引っ張ってる感じ。

3: 風吹けば名無し
今日も日経上がってるのに自分の株は下がってる。どういうこと?

4: 風吹けば名無し
日経+1879円の大上昇なのに、私のPFはマイナス。悲しい…

5: 風吹けば名無し
指数は強いのに保有株56銘柄中32銘柄下落。無風どころか逆行。

6: 風吹けば名無し
高配当株中心のポートフォリオは今日も静か。日経の上げを実感できない。

7: 風吹けば名無し
AI・半導体持ってない人は完全に置いてけぼり。フラストレーション溜まる。

8: 風吹けば名無し
TOPIXは穏やかで日経だけ跳ねてる。値がさ株の影響デカい。

9: 風吹けば名無し
インカム勢は今日も配当待ち。成長株持ってないとつらい。

10: 風吹けば名無し
日経上がってるのに自分の株はブラックフライデー状態。

11: 風吹けば名無し
保有株全下げ…日経と戦ってるみたい。

12: 風吹けば名無し
半導体株以外はダダ下がり。株って難しいな。

13: 風吹けば名無し
値嵩株に引っ張られる日経の特性を忘れてた。

14: 風吹けば名無し
NT倍率更新で成長株偏重。バリュー株持ってる人はつらい。

15: 風吹けば名無し
AIテーマ持ってないとこの相場厳しい。

16: 風吹けば名無し
長期保有派だけど、こんな日が続くとメンタル削られる。

17: 風吹けば名無し
日経見て一喜一憂して損した。TOPIX見るべきだった。

18: 風吹けば名無し
海外勢のAI集中買いが原因。個人は取り残されやすい。

19: 風吹けば名無し
高配当株は配当再投資で我慢するしかない。

20: 風吹けば名無し
指数寄与度上位3銘柄だけで大半の上げを説明できるの笑う。

21: 風吹けば名無し
FOMOでAI株買いたくなるけど怖い。

22: 風吹けば名無し
個人投資家はTOPIX寄りになりがちだから無風。

23: 風吹けば名無し
分散投資の限界を感じた週。

24: 風吹けば名無し
周りの爆益報告見て落ち込む。

25: 風吹けば名無し
日経上がってるのにフラストレーションMAX。みんな同じ?

26: 風吹けば名無し
昨日今日で日経3000円以上上げてるのに、自分の資産ほぼ変わってない。

27: 風吹けば名無し
Jリートと高配当だけ持ってると、別世界の相場に見える。

28: 風吹けば名無し
プライム市場でも値下がり銘柄結構多いのな。

29: 風吹けば名無し
ニュースだけ見てる親に「株めっちゃ儲かってる?」って聞かれて困る。

30: 風吹けば名無し
ソフトバンクG一社で自分のPF全部より強い。

31: 風吹けば名無し
結局、指数ETF最強説ある。

32: 風吹けば名無し
高配当株、上がらんけど暴落耐性はあるから…。

33: 風吹けば名無し
AI相場って分かってても乗るの怖いんだよな。

34: 風吹けば名無し
日経平均だけ見たら全面高に見える不思議。

35: 風吹けば名無し
持ち株は無風でした。また来週。

36: 風吹けば名無し
TOPIXのほうがリアルな市場感あるよな。

37: 風吹けば名無し
指数+2.6%なのに自分-0.8%。逆に才能感じる。

38: 風吹けば名無し
インカム投資してると、こういう日は修行感ある。

39: 風吹けば名無し
日経だけお祭り状態で草。

40: 風吹けば名無し
半導体関連のチャートだけ異次元。

41: 風吹けば名無し
高配当ETF全部ヨコヨコ。

42: 風吹けば名無し
AI関連持ってる友達だけ爆益で嫉妬する。

43: 風吹けば名無し
結局テーマ株に資金集中するんだな。

44: 風吹けば名無し
日経平均ってこんなに偏る指数だったっけ。

45: 風吹けば名無し
無風どころか普通に資産減ってる。

46: 風吹けば名無し
大型グロースだけで市場語られても困る。

47: 風吹けば名無し
配当管理アプリだけが癒し。

48: 風吹けば名無し
AI乗り換えようかな→天井掴みそう→やめる。このループ。

49: 風吹けば名無し
指数と自分の資産がここまで乖離するの珍しい。

50: 風吹けば名無し
値上がり銘柄数と日経平均の温度差すごい。

51: 風吹けば名無し
銀行株も思ったほど強くないな。

52: 風吹けば名無し
「日本株強い!」ってニュース見るたびに複雑。

53: 風吹けば名無し
Jリート民、静かに耐える。

54: 風吹けば名無し
AIバブル感あるけど、乗ってないと置いていかれる感もある。

55: 風吹けば名無し
長期投資ってこういう時に試されるよな。

56: 風吹けば名無し
高配当株は今日も3円上昇。平和。

57: 風吹けば名無し
キオクシア持ってる人だけ別ゲー。

58: 風吹けば名無し
個別株よりETFのほうが精神安定する。

59: 風吹けば名無し
日経6万3000円台って聞くとすごそうなのに実感ゼロ。

60: 風吹けば名無し
「分散してれば安心」←テーマ相場だと普通に置いてかれる。

61: 風吹けば名無し
結局、指数寄与度って大事なんだな。

62: 風吹けば名無し
持ち株21上昇、32下落、3変わらず。これで日経爆上げ。

63: 風吹けば名無し
毎回AIテーマ乗れない人生。

64: 風吹けば名無し
こういう相場の後って急落も怖い。

65: 風吹けば名無し
配当金入るまで気絶しとく。

66: 風吹けば名無し
日経平均よりTOPIXニュースを増やしてほしい。

67: 風吹けば名無し
周りは盛り上がってるのに、自分だけ蚊帳の外感ある。

68: 風吹けば名無し
テーマ株少しは持っとくべきだったかな…。

69: 風吹けば名無し
指数だけ見て初心者が飛びつきそうな相場。

70: 風吹けば名無し
今週一番学んだのは「日経平均=自分の資産ではない」ってこと。

考察・まとめ

今週の日本株市場は、指数と実感のズレが非常に大きい相場でした。

日経平均だけを見ると全面高のように見えますが、実際にはAI・半導体・値がさ株に資金が集中していた側面が強く、多くの個人投資家のポートフォリオはそこまで恩恵を受けていません。

特に、高配当株やJリート、バリュー株中心の投資家ほど置いてけぼり感を感じやすかったと思います。

ただ、こうした指数と実感の乖離は、日本株では今後も繰り返される可能性があります。

テーマ株が強い時期もあれば、インカム株や内需株が見直される局面もあるからです。

だからこそ大切なのは、

ポイント

  • 自分の投資スタイルを理解すること
  • 指数の構造を知ること
  • 短期と長期を分けて考えること

かなと思います。

日経平均が上がっているのに、自分の資産は増えていない。

今週は、そんな違和感を抱えた個人投資家がかなり多かった1週間でした。

そしてそれは、自分の投資哲学を改めて確認する良い機会でもあったのかもしれません。

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