アモーヴァ・アセットマネジメントが4月8日に、4月期のETF分配金を発表しました。
その中で、1698(上場インデックスファンド日本高配当)は31円と、前年(28.3円)からしっかり増配となっています。
今回、人気ETF1489が前年比減配となったように高配当ETFの中には減配となる銘柄もある中で、安定して配当を伸ばしている点は見逃せません。
以下、分配金推移ですが、年平均で約19%のペースで分配金が成長しています。
これは高配当ETFとしてはかなり優秀で、2022年:+38%、2023年:+10%、2024年:+18%、2025年:+11%と、継続して積み上げてきた結果です。

高配当ETFというと、利回りの高さや直近の分配金に目が行きがちです。ただ、長期で見たときに重要なのは安定して配当を積み上げられるかどうかです。その観点で見ると、1698(東証配当フォーカス100)はやはり、優秀な部類に入ります。

■ 分配金はしっかり右肩上がり
直近の分配金を見ると、2025年4月:28.3円、2026年4月:31.0円と、前年比で増配しています。
さらに流れで見ても、
- 2021年:おおむね横ばい
- 2022年以降:明確な増配トレンド
- 2025年〜2026年:30円台に到達
と、段階的に水準を切り上げています。
■ 分配金の出方が安定しているのが強み
高配当ETFの中には、分配の偏りが大きいものもあります。
例えば1489や2529は4月・10月に多く、1月・7月は少なめという傾向があります。
一方で1698は、各期のバラつきが比較的小さく、年間を通して均等に近い分配となっており、キャッシュフローが読みやすいのが特徴です。
これはFIRE後を意識すると、かなり大きなメリットです。
毎回の入金額が極端にブレると、生活設計に影響が出やすいためです。
■ 株価も含めて安定型
直近数年の株価推移を見ると、大きな暴落を挟まず緩やかに右肩上がりという動きになっています。

1698は、分配金も株価も右肩上がりという、配当+資産成長の両方が期待できる構造です。
高配当ETFの中には配当は高いが値動きが荒いものもありますが、1698はその逆で、全体的に安定志向です。
■ 他ETFとの比較で見える役割
直近では、1489が昨年比で減配、2529と1698はしっかり増配という違いが出ています。
この時点で分かるのは、ETFごとに配当の波はズレるということです。
だからこそ、1489だけに集中するのではなく、2529や1698も組み合わせるといった分散が効いてきます。
■ FIRE視点では分散×安定が効く
FIRE後に重要なのは、利回りの高さ以上に減配リスクの分散とキャッシュフローの安定性です。
その意味で、1489(ややメリハリ型)や2529(中間型)、1698(安定成長型)のように性格の違うETFを組み合わせることで、
配当のブレを抑えつつ、増配も取りにいくポートフォリオが作れます。
■ まとめ
1698は、
という特徴を持つ優秀なETFです。
高配当投資では利回りの高さだけで判断しがちですが、長期で見ればこうした安定銘柄の積み重ねが効いてきます。
1489だけに頼るのではなく、2529や1698も組み合わせることで、より安定した配当収入とFIRE後の安心感につながります。
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