株価下落局面でも配当は無傷。それでも感じるダメージ
地政学リスクの高まりを背景に、米国株・日本株ともに最高値から大きく下落しています。
2月の最高値(約59,000円)から比較すると、現在は約5,600円〜5,700円ほど下落している状況で、率にすると約10%程度の調整が入ったことになります。
私自身も資産運用をしている以上、この下げの影響を受けています。
ただ、ひとつ救いなのは配当金です。
私の投資は配当金をKPIとしているため、現時点ではキャッシュフロー自体はほとんど傷んでいません。
それでも、正直なところ、資産額の減少はやはり堪えます。
アプリを開いたときに目に入る評価額。1ヶ月前と比べて明らかに減っているその数字は、頭では長期投資だから問題ないと分かっていても、感情にはしっかりダメージを与えてきます。

もし今FIREしていたら?キャッシュフローの有無が生む安心感の差
では、もし今このタイミングでFIREしていたらどうだったのかと、少し想像してみました。
まず大きな違いは給与というキャッシュフローの有無です。
今の私は労働収入があるため、毎月の生活費は安定して賄えています。
だからこそ、資産は減っているけど、生活は回るという状態にいられます。
この安心感は想像以上に大きいだろうと、FIRE前の安全圏という立ち位置からになりますが、想像します。
取り崩し型FIREのリスク:下落局面での“二重のダメージ”
一方で、FIRE後であれば話は変わります。
もし取り崩し型(インデックス投資など)のFIREをしていた場合、資産が減っている中でさらに取り崩すという状況になります。
いわゆる逆風の中での取り崩し(シークエンスリスク)で、理屈以上にメンタルにくるのではないかと想像します。
配当型FIREなら安心か?それでも残る不安
一方、配当型FIREであればどうか。
少なくとも今回のように配当が維持されている局面であれば、生活キャッシュフローは守られます。
毎月(あるいは四半期ごと)に入ってくる配当金があることで、生活が成り立たなくなるという最悪の事態は回避できます。
これは取り崩し型にはない、大きな安心材料だと言えます。
ただ、それでも資産額の減少は確実に見えてしまうという問題があります。
評価額が日々減っていく中で、このまま減り続けたらどうなるのか?配当もいずれ減配されるのではないか、といった不安が頭をよぎるのも自然なことです。
特に配当は企業業績に依存する以上、今は大丈夫でも将来まで保証されているわけではありません。
つまり、生活は回る。けれど、将来への確信は揺らぐ。
これが配当型FIREにおける下落局面のリアルな感覚だと思います。
言い換えると、お金の流れ(キャッシュフロー)は安定しているが、土台(資産)は揺れている状態です。
このズレが、じわじわとメンタルに効いてくると想像します。
その結果、生活自体は問題ないのに、完全な安心には至らないという状態になる可能性が高いと感じました。
FIREはゴールではない:相場との向き合い方が変わるだけ
今回の下げを通して強く感じたのは、FIREはゴールではなく、相場との向き合い方が変わるだけだということです。
働いていれば、最悪の場合はまた稼げばいいという選択肢があります。
しかしFIRE後は、その選択肢が基本的にはありません。
暴落に耐えるために必要な3つの視点
だからこそ重要になるのが、
といった設計と耐性です。
まとめ:FIRE前の今だからこそ考えておきたいこと
最後に。
今回のような下げ相場は、正直気持ちのいいものではありません。
ただ、FIRE前の今だからこそ自分はこの状況に耐えられるのか?を考えるいい機会でもあります。
資産額だけでなく、キャッシュフロー、そして自分のメンタル。
この3つをどう設計するかが、FIRE後の安心感を大きく左右します。
そんなことを改めて考えさせられました。
今回の暴落というか株価下落においては、改めて労働の価値を感じています。



