毎月分配金がもらえて、比較的高い分配利回りも期待できること。そんな魅力に惹かれて、私はJEPQ(2023年から)とJEPI(2021年から)を保有しています。どちらも毎月分配型の米国ETFで、株式への投資に加えてオプション取引を活用することで、分配金の原資となる収入を得る仕組みを取り入れています。
実際に保有してみると、毎月分配金が入ってくることには大きな魅力を感じます。一方で、株価の値上がりについては、一般的な株式ETFとは違った考え方が必要だとも感じています。
現在の保有状況は、次のとおりです。

| 銘柄 | 保有株数 | 含み損益 |
|---|---|---|
| JEPQ | 400株 | 含み益90万円弱 |
| JEPI | 341株 | 含み損20万円 |
JEPQは含み益が90万円弱となっている一方、JEPIは20万円の含み損です。同じカバードコール型のETFでも、保有している銘柄によって結果は異なります。
今回は、JEPQとJEPIを実際に保有して感じたメリットや我慢が必要なポイント、そして私のポートフォリオの中でどのように位置づけているのかを紹介します。
JEPQ・JEPIとは?仕組みを簡単におさらい
JEPQとJEPIは、どちらもJPモルガンが運用するETFです。株式に投資するだけでなく、オプション取引を活用して収入を得る仕組みを取り入れている点が特徴です。
このような運用方法は、一般にカバードコール戦略と呼ばれます。
簡単にいえば、株価の大きな値上がり益を一部手放す代わりに、オプションのプレミアム収入を得ることを目指す運用方法です。
| 項目 | JEPQ | JEPI |
|---|---|---|
| 運用会社 | JPモルガン | JPモルガン |
| 主な投資対象 | NASDAQ100関連の株式 | 米国の大型株を中心とした株式 |
| 運用の特徴 | ハイテク株などの成長性も意識 | 相対的に値動きを抑えることを意識 |
| 分配頻度 | 毎月 | 毎月 |
| 経費率 | 年0.35% | 年0.35% |
どちらも毎月分配金を受け取れる点は共通していますが、JEPQはNASDAQ100関連の銘柄を中心とするため、ハイテク株などの値動きの影響を受けやすい特徴があります。
一方、JEPIは米国の大型株を中心に、比較的値動きを抑えながらインカム収入を目指す設計で、同じカバードコール型ETFでも、投資対象や値動きの特徴には違いがあります。
実際に保有して感じたメリット
① 毎月分配金が入ってくる安心感がある
JEPQとJEPIを保有して感じる最大のメリットは、やはり毎月分配金を受け取れることです。税引き後で頂いた配当金は累計で200万円を超えましたす。
私は将来的にFIREを実現し、配当金を生活費の土台にしたいと考えています。そのため、資産の値上がりだけでなく、定期的に現金収入を生み出してくれる資産にも魅力を感じています。
株価が上がったか、下がったか。これは投資をするうえでは重要です。
ただ、毎月分配金が入ってくると、資産が現金収入を生み出していることを実感できます。
特に、株式市場が方向感に乏しいときや、株価がなかなか上がらないときには、分配金の存在が心理的な支えになります。
ただし、毎月分配金が支払われるからといって、分配金額が一定に保たれるわけではありません。相場環境などによって分配金は増減しますし、分配金が支払われた分だけ基準価額が下がることもあります。
それでも、定期的なキャッシュフローを重視する私にとって、毎月分配という仕組みは大きな魅力です。
② JEPQは含み益が大きく、値上がりも実感できている
現在、JEPQは400株を保有〈380万程度〉しており、そのうち含み益は90万円弱です。
カバードコール型ETFというと、値上がり益をある程度諦める商品という印象があるかもしれません。
確かに、株価の上昇余地を一部手放す仕組みを取り入れていますが、だからといって株価が上がらないわけではありません。
投資対象となる株式が値上がりすれば、JEPQ自体の価格上昇も期待できます。私自身、これまで保有してきた中で、含み益が積み上がっていることを実感しています。

もちろん、今後も同じように値上がりする保証はありません。NASDAQ100関連の銘柄が大きく下落すれば、JEPQも影響を受けます。
それでも、分配金を受け取りながら含み益も積み上がっている現状には、満足しています。
③ インカム収入を重視する自分の投資方針に合っている
私は、将来のFIRE生活に向けて、配当金や分配金による収入を積み上げています。
資産を取り崩して生活費を捻出するのではなく、できるだけ保有資産から生まれるキャッシュフローで生活を支えたいと考えているからです。
そのため、値上がり益を最大限に追求する商品だけでなく、定期的な収入を重視する商品もポートフォリオに組み入れています。
JEPQとJEPIは、そのインカム枠の一部を担う存在です。
毎月分配金を受け取れる商品があることで、配当金を重視する投資方針にも幅が生まれます。
ただし、高い分配利回りだけを見て投資するわけではありません。分配金の変動や価格下落のリスクも理解したうえで、ポートフォリオ全体のバランスを考えています。
実際に保有して感じた我慢ポイント
メリットのあるJEPQとJEPIですが、当然ながら気になる点もあります。
① 強い上昇相場では物足りなさを感じることがある
カバードコール型ETFの仕組み上、株式市場が大きく上昇する局面では、一般的な株式ETFと比べて値上がり益が抑えられる場合があります。
特に、ハイテク株が大きく上昇する局面では、NASDAQ100への連動を重視する商品と比べて、JEPQの値上がりが物足りなく感じられる可能性があります。
実際の値動きは相場環境や運用内容によって異なりますが、株価が大きく上昇しているときに、もっと値上がり益を得られたのではないかと感じる場面はあるでしょう。
これは、分配金を得る仕組みと引き換えに受け入れる部分です。
株価の成長を最大限に取り込みたいのであれば、インデックスETFなどを中心にしたほうが無難です。私の場合、JEPQやJEPIにすべての成長を任せるつもりはなく、成長を重視する資産と、インカムを重視する資産を分けて考えているということです。
② JEPIは含み損になっている
現在、JEPIは341株を保有しており、含み損は20万円です。一方のJEPQは、400株の保有で含み益が90万円弱あります。
このように、同じ運用会社のカバードコール型ETFであっても、保有結果は同じではありません。投資対象となる株式や市場環境が異なれば、価格の動きも変わります。
毎月分配金を受け取れているからといって、株価の下落を避けられるわけではありません。ここは、カバードコール型ETFを保有するうえで理解しておきたい点ですね。

当然ですが、含み損益だけで投資成果を判断することにも注意が必要です。
分配金を受け取っている場合は、受け取った分配金や税金なども含めて考える必要があります。
JEPIが含み損だからといって、必ずしも投資全体で損をしているとは限りません。反対に、JEPQが含み益だからといって、それだけで投資成果のすべてがわかるわけでもありません。
③ 高い分配利回りだけで判断しないことが大切
JEPQやJEPIは、高い分配利回りが注目されやすいETFですが、分配利回りが高いことと、投資成果が優れていることは同じではありません。
分配金は相場環境などによって変動しますし、分配金を受け取る一方で、価格が下落する可能性もあります。
また、米国ETFであるため、円換算での受取額は為替の影響を受けます。米ドルでの分配金が同じでも、円高になれば円換算での受取額は減少します。
私は分配金を重視していますが、利回りの高さだけを理由に保有比率を増やそうとは考えていません。
大切なのは、自分が必要とするキャッシュフローを確保しつつ、資産全体のリスクを管理することだと思っています。
私のポートフォリオにおけるJEPQ・JEPIの位置づけ
JEPQとJEPIは、私のポートフォリオにおけるインカム枠の一部です。
合計の保有比率は、資産全体の10%以内に収めています。(現在は8%程度)
メインの成長エンジンとしてではなく、毎月の分配金を受け取るための選択肢として組み入れているイメージです。
高配当ETFのVYMなどや個別株も保有しているため、JEPQとJEPIだけにインカム収入を依存するつもりはありません。
それぞれ異なる特徴を持つ資産を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のバランスを取っています。
また、今後はJEPQやJEPIの比率を積極的に引き上げる予定もありません。
現在の保有状況には満足していますし、買ってよかったと感じている銘柄の一つですが、際限なく買い増す必要はないと考えています。
自分が目指すFIRE後の生活に必要なキャッシュフローを確保できれば、それで十分です。
資産全体の中でどのような役割を持たせるのかを決めておくことが、長く保有していくうえでも大切だと感じています。
まとめ:分配金を重視するなら魅力的。ただし、値上がり益には期待しすぎない
JEPQとJEPIを実際に保有して感じたメリットと我慢ポイントをまとめます。
メリット
- 毎月分配金を受け取れる
- インカム収入を積み上げやすい
- 株式市場の状況によっては、分配金を受け取りながら値上がり益も期待できる
我慢ポイント
- 強い上昇相場では、値上がり益が抑えられる場合がある
- 株価の下落リスクは残る
- 分配金は一定ではなく、為替や税金の影響も受ける
現在、JEPQは400株で含み益が90万円弱、JEPIは341株で含み損が20万円です。
保有結果は異なりますが、どちらも毎月分配金を受け取るための選択肢として、私のポートフォリオを支えてくれています。
JEPQとJEPIは、誰にでもおすすめできる万能なETFではありません。
株価の大きな成長を最優先したい人よりも、定期的なキャッシュフローを重視する人に向いている商品だと感じています。
私自身、今後もインカム枠の一部として保有を続ける予定です。
大切なのは、高い分配利回りに魅力を感じても、それだけで投資判断をしないこと。
自分が目指す資産形成やFIRE後の生活に合っているかを考えながら、これからも付き合っていきたいと思います。
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